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レディー・ガガ、初主演映画で全てをさらけ出せたワケ

第43回トロント国際映画祭

ハリウッドで『スタア誕生』がリメイクされるのはこれが3度目! - 主演のレディー・ガガ
ハリウッドで『スタア誕生』がリメイクされるのはこれが3度目! - 主演のレディー・ガガ - George Pimentel WireImage Getty for TIFF

 現地時間9日、第43回トロント国際映画祭で映画『アリー/スター誕生』の会見が行われ、主演を務めたレディー・ガガが、有名になるとはどういうことかや、ブラッドリー・クーパーの初監督ぶりについて語った。

圧巻の歌声!『アリー/スター誕生』日本版予告

 世界的ロックシンガーのジャクソン(ブラッドリー)に歌の才能を見いだされてスターの階段を駆け上がるアリー(ガガ)と、それと反比例するように落ち目になり、一層アルコールに依存していくジャクソンの姿を描いた本作。

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 現実の世界でも、スターダムへと上り詰めたアーティストがアルコールや薬物に依存し、若くして命を落とす例は後を絶たない。意見を求められたガガは「有名であることというのは、とても不自然なこと。アーティストに限らないけど、わたしたちが彼らを導き、精神面のケアをしてあげることが重要だと思う。だって全てが変わるから。人々は有名になると“わたしたち”が変わると思っているけど、それは違う。変わってしまうのは、わたしたちの周りにいる“全ての人”なの」と自身の経験を踏まえて語った。

 ガガにとって本作は映画初主演作だが、圧巻のパフォーマンスは早くも評判になっている。それを可能にしたのはブラッドリーが監督として、そして共演者として作り上げた環境だったといい、ガガは「セリフは暗記していたけど、彼に『一番重要なのは、(セリフそのものではなく)“キャラクターが何を言おうとしているか”を理解すること』だと言われたの。だからこそ、わたしは全てを捨てて、ただキャラクターとしてその場に存在することができた」と感謝の言葉を口にした。

 「ブラッドリーの最初の監督作の主演女優に選ばれたことは本当に光栄で、彼にわたしの持っているもの全てをあげたかった。恐れも、恥も、痛みも、愛も」とガガ。「今までしたことがないようなレベルで自分をさらけ出したわ。『ノーメイクで』と言われたスクリーンテストにノーメイク風メイクで行って欺こうとしたこともあったけど(笑)、バレて全部落とされちゃって。髪も自分の本来の色(ブラウン)に染めたの」とブラッドリーと深い信頼関係が築けたからこそ、全てをカメラの前でさらけ出すができたと振り返っていた。(編集部・市川遥)

映画『アリー/スター誕生』は12月21日より全国公開
第43回トロント国際映画祭は現地時間16日まで開催

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