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柄本佑&瀧内公美、R18映画『火口のふたり』で主演 監督は荒井晴彦

映画『火口のふたり』より
映画『火口のふたり』より - (C)2019「火口のふたり」製作委員会

 直木賞作家、白石一文の恋愛小説「火口のふたり」が柄本佑瀧内公美主演、『この国の空』などの荒井晴彦監督により映画化されることが17日、明らかになった。東日本大震災から7年後を舞台に、家族も職も失った男が故郷で旧知の女性と再会し、一夜を共にしたことから深みにはまっていくさまを描くR18+指定作品で、キャストは柄本と瀧内のみで進行する。2019年公開予定。

【写真】荒井晴彦監督、二階堂ふみ&長谷川博己共演の官能作

 『ヴァイブレータ』『共喰い』『海を感じる時』などの脚本を手掛けてきた荒井が、太平洋戦争末期を舞台にした2015年公開の『この国の空』に続いてメガホンをとる本作。結婚式に出席するために秋田に帰省する永原賢治役に、『素敵なダイナマイトスキャンダル』『きみの鳥はうたえる』などの柄本佑。挙式を控えながら彼と関係を持つ佐藤直子に『彼女の人生は間違いじゃない』などの瀧内公美がふんする。

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 柄本は5歳のころから荒井監督と親交があったと言い、本作は「荒井晴彦脚本作品に出ることは僕の夢だった」と念願かなっての出演。荒井が手掛けた脚本を「なんともチャーミングで『大人』なホンでした」と評し、「今まで仕事したどの監督よりも付き合いの長い監督です。どんな映画になっているのか。出ている自分を見る不安はありますが、いち映画ファンとして出来上がりが楽しみです」と完成に期待を寄せる。

 一方、瀧内は当初「絡みのシーンが多い、他愛のないことをずっと喋っている。面白いけれど、私に出来るのかなぁと思いました」と不安も。しかし、実際に撮影が始まると「賢治と直子として他愛のないことを話す、食べる、身体を合わせる、寝る。そんな二人の日常を積み重ねていくうち、ああ生きるってこういう事なのかなと、自然と身体が動き、賢ちゃんを真っ直ぐ見て、聞いて、素直に直子として生きたように思えます」と気持ちが入っていったことを明かしている。(編集部・石井百合子)

映画『火口のふたり』は2019年全国公開

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