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アンディ・サーキスの息子、映画主演に大抜擢!監督が制作秘話を明かす

左から、ジョー・コーニッシュ監督、リアナ・ドリス、ルイ・アッシュボーン・サーキス
左から、ジョー・コーニッシュ監督、リアナ・ドリス、ルイ・アッシュボーン・サーキス

 映画『アタック・ザ・ブロック』のジョー・コーニッシュ監督が、自身が手掛けた新作『ザ・キッド・フー・ウッド・ビー・キング(原題)/ The Kid Who Would Be King』について、1月21日(現地時間)、ルイ・アッシュボーン・サーキスリアナ・ドリスと共にニューヨークのAOL開催イベントで語った。

【写真】魔女役は美人女優レベッカ・ファーガソン!

 本作は、有名な伝説「アーサー王と円卓の騎士」の現代版。ごく平凡な少年アレックス(ルイ)は、ある日、廃虚で石に刺さった聖剣エクスカリバーを偶然見つけて引き抜いてしまう。少年に姿を変えた魔術師マーリン(アンガス・イムリー)の導きで、アレックスは魔女モーガナ(レベッカ・ファーガソン)から世界を守るため、友人のベダーズや校内で集めたいじめっ子たちと共に“騎士団”を結成して戦いに挑んでいく。リアナは校内のいじめっ子の一人、ケイを演じた。

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 どこにでもいるような現代の少年が異常な状況に置かれる設定と、異なった世界を交錯させて描いていることについて、コーニッシュ監督は「僕は育った80年代の映画は、『E.T.』や『グーニーズ』『エクスプロラーズ』など、僕らがアイデンティティーを見いだすことのできる普通の少年たちが、ごくありふれた環境に置かれているところに、(劇中で)高度なファンタジーの世界が注入されていたんだ。そんな映画にとても興奮していたよ。学校に行って、勉強するだけのつまらないルーティーンを過ごしていた日々が、このような映画に出会うことで、幻想を抱くことができるようになったからね。今作では郊外に住むイギリス人のリアリティーを描きながらも、聖剣エクスカリバーを発見し、一緒に“騎士団”を組んだりすることで、ストーリーを向上させているんだ」と解説。リアルな世界からファンタジーの世界に見事に移行している。

 主人公アレックスを演じたルイは『猿の惑星』シリーズのシーザー役アンディ・サーキスの息子だが、彼ら子役のキャスティングについては「ミュージカル版『ビリー・エリオット』でキャスティングをしていたジェシカ・ロネーンが参加してくれたんだ。学校のドラマコースにいる生徒から、すでにエージェントのいるCM、TV、映画などに出演している子役まで、広範囲にわたって彼女がキャスティングしてくれたよ。だから、誰であろうが、どんなバックグランドを持っていようが、どこから来ていようが、オーディションで優れていたら、次のオーディションに進めたんだ。ちなみに、アレックスの友人ベダーズを演じたディーン・シャムーは、一度も演技経験がないが、学校の廊下に落ちていたオーディションの知らせを見て参加し、見事役を獲得したんだ」とオープンなオーディションを行ったことを明かした。

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 乗馬や剣を使った戦闘シーンについては「全く未知の領域で、それらを2か月間やっていた。もちろん、剣を使った戦闘シーンは一度もやったことがなかったから、とてもクールだったよ」とルイ。リアナも「乗馬は初めてだったから、少し緊張したわ。でも素晴らしいのは、このようなスキルを手に入れて次回作に臨めることね」と満足げに話した。また、舞台を中心に活躍してきたリアナは、今作でクレイジーだと思った瞬間について「間違いなく撮影初日ね。今作は初の映画出演で、これまでに参加したプロジェクト中で最も大きなものだったわ。だから、撮影初日に巨大なセットと大人数のスタッフを見て、完全に圧倒されちゃったくらいよ。でも、そんな作品に関われることは、心地よいと思ったし、誰もが協力的で、家族みたいな感じだったわ」と振り返った。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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