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「Dr. House」のオリヴィア・ワイルド、初監督作は批評家から97%の支持を得た青春物語

手前左から、ノア・ガルヴィン、ビニー・フェルドスタイン、ケイトリン・デヴァー、オリヴィア・ワイルド監督、後ろ左から、オースティン・クルート、モリー・ゴードン、脚本家ケイティ・シルバーマン、ダイアナ・シルヴァーズ、製作者ジェシカ・エルバウム
手前左から、ノア・ガルヴィン、ビニー・フェルドスタイン、ケイトリン・デヴァー、オリヴィア・ワイルド監督、後ろ左から、オースティン・クルート、モリー・ゴードン、脚本家ケイティ・シルバーマン、ダイアナ・シルヴァーズ、製作者ジェシカ・エルバウム

 テレビシリーズ「Dr. House -ドクター・ハウス-」や映画『トロン:レガシー』で知られる女優オリヴィア・ワイルドが、初監督を務めた話題作『ブックスマート(原題)/ Booksmart』。彼女は脚本家ケイティ・シルバーマンや製作者ジェシカ・エルバウム、そして出演者等と共に、5月21日(現地時間)、ニューヨークのAOL開催のイベントでこのコメディ映画について語った。

【写真】オリヴィア・ワイルド

 良い大学に入るために勉強中心の高校生活を送ってきたモリー(ビニー・フェルドスタイン)と親友エイミー(ケイトリン・デヴァ)は、学業に専念し過ぎたことで、高校生活を謳歌できなかったことに気づく。そこで、彼女たちは一晩でその高校生活を取り戻そうと、友人たちが主催するパーティに参加するが、様々な出来事が巻き起こっていく。今作はアメリカの映画批評家サイト、Rotten Tomatoesでの批評家の評価は97%と高い支持率を得ており、2017年の映画『レディ・バード』を彷彿させる注目を集めている。

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 映画界に入るきっかけとなったような映画を作りたかったと語るオリヴィアは、映画『ブレックファスト・クラブ』、『初体験/リッジモント・ハイ』、『フェリスはある朝突然に』などに影響を受けたそうだ。「あれらの映画は、映画を好きにさせてくれただけでなく、若いことがエキサイティングで、さらに開放的になることがスリリングであるとも感じさせてくれた」と語り、映画内には上記の映画を彷彿させる多くの要素が含まれている。

 「高校生活は戦争だ」と語るオリヴィアに、脚本家のケイティは共感したそうだ。さらにケイティは本作について「若いということ、そして、素晴らしい友人を持つということがどんなことなのかを追求した作品になっている」と教えてくれた。

 ケイティの脚本とオリヴィアのビジョンで描かれたキャラクター、モリーは、とても愛情深く、真の友情関係を大切にする。主演のビリーは、そんなモリーを演じることに怯えていたと語る。「これまで出会ったことがないようなキャラクターで、彼女は人のいいなりにならず、頑固な人物なの。でも、モリーのような人は、自分自身にも不安を抱えているタイプで、その不安を隠すために鎧をまとっているのよ。その鎧を外せたのは、エイミーといるときだけだったの」と説明した。

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 モリーの親友であるエイミーを演じたケイトリンは、ビリーとは逆に、エイミーは自分の友人たちを代表したようなキャラクターだったと語る。「エイミーはとても聡明で、力強く、献身的。そのうえ、思いやりもあって、優しく、とても面白いの。そんなパーフェクトな女性キャラクターなのよ。さらに、彼女はレズビアンであるということも、とても重要だわ」と話してくれた。

 撮影中に最も印象深かったことについて製作者ジェシカは「わたしとオリヴィアは以前からの友人で、過去に別の作品で共に仕事をしたことがあったけれど、今作ではわたしがオファーしたプロジェクトを、わたしの想像以上のものとして、命を吹き込んでくれた。そして、その全てをセットで一体化させていくオリヴィアの姿は、決してこの先も忘れることのできないものになったわ」と答えた。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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