『天気の子』など注目作6選！

　新海誠監督の3年ぶりとなる最新作など、今週公開の注目映画を紹介する。（編集部・大内啓輔）

新海誠の3年ぶり新作！僕と彼女が知っている、世界の秘密についての物語

『天気の子』7月19日公開

　新海誠監督の3年ぶりの新作アニメーション。高校1年生の夏に東京にやってきた家出少年・帆高と、彼が都会の片隅で出会った、祈ることで天気を晴れにできるという不思議な力を持つ少女・陽菜との物語が描かれる。ボイスキャストには、醍醐虎汰朗と森七菜が抜てきされたほか、小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、吉柳咲良、平泉成、梶裕貴らが参加。『君の名は。』から続いてキャラクターデザインを田中将賀、音楽をRADWIMPSが担当する。

『東京喰種』待望の続編！最大の敵・月山習が登場！

『東京喰種　トーキョーグール【S】』7月19日公開

　石田スイの人気コミック「東京喰種トーキョーグール」の実写映画化第2弾。人を喰わずには生きられない種族・喰種（グール）と人間とのハーフになってしまったカネキを主人公に、人間と喰種の共存をめぐる闘いを描き出す。前作に引き続いて主人公を窪田正孝が演じる。ほかに松田翔太、山本舞香、鈴木伸之、小笠原海、白石隼也、木竜麻生、森七菜、桜田ひよりら豪華な面々が名を連ねる。

チャッキーが最新テクノロジーで進化！マーク・ハミルが声優出演

『チャイルド・プレイ』7月19日公開

　殺人人形・チャッキーが人々を恐怖に陥れる人気ホラーシリーズの最新作。AIを搭載したバディ人形のチャッキーは、持ち主の少年・アンディと仲良くなるも、些細なことをきっかけに残虐な行為をエスカレートさせていく……。チャッキーの声をマーク・ハミルが担当し、アンディ役のガブリエル・ベイトマンのほか、オーブリー・プラザ、ブライアン・タイリー・ヘンリーらが出演。同日に日本公開となる『ポラロイド』のラース・クレヴバーグが監督を務めた。

ロバート・ゼメキスによる、実話をもとにした感動のヒューマンドラマ

『マーウェン』7月19日公開

　ロバート・ゼメキス監督作。ヘイトクライム（憎悪犯罪）の被害に遭って全てを失いながらも、独自の世界観でカメラマンとして活躍する男性の姿を描いたドキュメンタリー『マーウェンコル』をフィクションとして映画化。主演をスティーヴ・カレルが務め、レスリー・マン、ダイアン・クルーガー、メリット・ウェヴァーらが共演を果たした。

ベッド下の異常者…これは愛ゆえの盲目なのか？　それとも狂気か？

『アンダー・ユア・ベッド』7月19日公開

　誰からも必要とされず、家や学校で無視され続けてきた男は、初めて名前を呼んでくれた女性と11年ぶりに会うことを切望していた。だが、再会した彼女は別人のように変貌しており、疑問に思った彼は彼女のベッドの下で監視を開始する……。原作は大石圭の小説で、監督は『リアル鬼ごっこ』シリーズなどの安里麻里。主人公を高良健吾が演じる。R18＋指定での上映。

少年は両親を告訴した…中東の社会問題描くレバノン映画

『存在のない子供たち』7月20日公開

　『キャラメル』などのナディーン・ラバキー監督が中東の社会問題に切り込み、貧困地域、拘置所、少年院などを3年をかけてリサーチし、不当に扱われている子どもたちの実態に迫る。ゼイン・アル・ラフィーア、ヨルダノス・シフェラウ、ボルワティフ・トレジャー・バンコレらが出演。第71回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したほか、第91回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートを果たした。