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椎名桔平の詐欺師が怪しすぎる!園子温最新作『愛なき森で叫べ』10.11配信

『愛なき森で叫べ』ティザーキーアート
『愛なき森で叫べ』ティザーキーアート

 映画『冷たい熱帯魚』などの園子温監督によるNetflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』の配信日が10月11日に決定し、主演の椎名桔平が演じる詐欺師・村田の狂気の一端を捉えた特報映像と、血のりが飛び散るティザーキーアートが公開された。本作は、毎年10月に開催される、スペインの「シッチェス・カタロニア国際映画祭2019」ニュー・ビジョンズ部門への正式出品され、ワールドプレミア上映される。

Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』特報

 『自殺サークル』『紀子の食卓』『ヒミズ』『愛のむきだし』など、センセーショナルな作品を発表し続け、世界的な評価を得る園監督。『愛なき森で叫べ』は、実在の事件からインスパイアされた新作となり、明るい物腰とは裏腹に人を精神的に支配して凶行を重ねる先天的犯罪者・村田丈(椎名)を通して、人間社会に深く切り込む。

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 映画の舞台は1995年の日本。上京してきたばかりの青年・シンをはじめとする若者たちは、詐欺師・村田(椎名)の冷酷な天性を知ったうえで、彼を主人公にした映画を撮ることに。村田の狂気は被害者の両親をも巻き込んでいき、事態は思わぬ方向へと転がりはじめる。

 特報映像に収められているのは、結婚詐欺の標的を探す村田が、とある女子校の卒業アルバムをたよりに被害者へ電話をかけ「10年前に借りた50円を返したい」と誘い出した場面。真っ赤なスポーツカーに真っ白なスーツ、大げさな出会った途端にプロポーズをするという、奇想天外な行動は怪しさ満点だ。また、ティザーキーアートでは、血糊が飛び散る映画の撮影現場が切り取られており、劇中の惨劇を予感させる。

 過去の園作品に登場したキャラクターと同じ名前の人物が次々に現れ、園作品を彷彿とさせるシチュエーションも登場するといい、まさに園監督の集大成ともいえそうな本作。椎名が演じる村田丈は、軽妙な話術で人の心を操りながら、徹底して自己中心的な言動を繰り返す人物だといい、『冷たい熱帯魚』に登場した猟奇殺人・村田に並ぶ最凶キャラクターの誕生となりそうだ。

 シンを演じるのは、Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督」でも話題を呼んだ満島真之介。そのほか、日南響子鎌滝えりYOUNG DAIS長谷川大真飛聖でんでんなど個性的なキャストが集結した。(編集部・入倉功一)

Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』は10月11日全世界配信予定

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