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阿部寛、「結婚できない男」13年ぶり続編の桑野も「全く変わらない」

桑野、変わってないぞ 13年ぶり続編の放送が迫る阿部寛
桑野、変わってないぞ 13年ぶり続編の放送が迫る阿部寛

 俳優の阿部寛が27日、カンテレ・フジテレビ系ドラマ「まだ結婚できない男」(毎週火曜・午後9時~)制作発表会見に出席し、13年ぶりに演じた主人公・桑野信介について「全く変わっていなかった。そこが面白い」と語った。会見には、新キャストとなる吉田羊深川麻衣稲森いずみ、前作からのメンバーである塚本高史、脚本家の尾崎将也も出席した。

「まだ結婚できない男」制作発表会見フォトギャラリー

 本作は、2006年に放送され人気を博した連続ドラマ「結婚できない男」の続編。前作から13年後を舞台に、かつて交際にまで発展した担当医・夏美と破局し、偏屈さに磨きがかかった、腕は一流だが頑固で皮肉屋の建築家・桑野の日々が描かれる。
 
 阿部は「これまでの役柄で、13年間空いて再度演じた役はなかったので、最初はどういう感じになるのかと思いました」と不安があったようだが、すぐに桑野に戻れたという。「撮影が始まると、桑野は全然変わっていなくて。言いたいことを好き勝手言うので、ストレスがたまらないので楽しいです」

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 その言葉に、脚本家の尾崎が「第1話を見たのですが、自分でもびっくりするぐらい、前作を引きついでいるなと感じました」と語ると、前作で桑野のアシスタント・村上英治を演じた塚本も「13年経ったんだと思えないぐらい、すんなり現場に入れました」とブランクを感じさせない現場に感謝。「英治くん自身も13年間、結婚ができていないので、どうなっていくのかというのも完結できる回もあるので、その辺もお楽しみにしていただければ」と語っていた。

 今回、桑野を取り巻く女性陣は、撮影に入るとすぐに彼の虜になった様子。桑野に振り回されながらも関係を深めていく弁護士・まどかを演じた吉田は「視聴者として桑野さんが好きだったので、一緒に芝居をするのが変な感じでしたが、うんちくを語るところは圧巻でした」と笑顔を見せる。また、桑野の隣人、戸波早紀役の深川も「休憩中の阿部さんを見ていても、桑野さんを見ているんじゃないかというくらいなじんでいました。さらにパワーアップしています」と興奮気味。カフェの店長・岡野有希江役の稲森は「台本を読んだとき、(桑野が)どんな13年間を送ってきたのかなと思いを巡らせていたのですが、実際にお会いして、本当に良い人生を送ってきたんだろうなと感動しました」と述べていた。

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 さらに吉田と稲森は「なんだかんだ言って、桑野さんは嘘をつかない」と誠実さを称賛すると、結婚相手として「ありです」と断言。阿部は「こんなにモテるとは思わなかった」と思わず笑みを浮かべつつ「でもまだ後半は撮影が終わっていないので、もう少し憎まれるようにしようかな」とジョークを飛ばす。

 そんな阿部に対して、ファンから前作のヒットのおかげで、結婚しないことや、一人焼肉などが普通のことになったと功績をたたえられる一幕も。「ドラマを応援してくださる方で、そういう声をいただくと、すごく光栄なことだなと思います」と笑顔で語った阿部は「僕も、かなり前ですがコースで一人フレンチをしたことがあります」というエピソードを明かし、会場を沸かせていた。(磯部正和)

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