ペニーワイズにジョージーまで登場？『IT／イット』応援上映でファン大興奮

　27日、作家スティーヴン・キング原作による大ヒットホラーの続編『IT／イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の公開を前に、東京・新宿バルト9で前作『IT／イット　“それ”が見えたら、終わり。』の応援上映が行われ、集まった約150名のファンの声援が場内に響き渡った。

　アメリカの田舎町デリーを舞台に、子供の命を狙うピエロ姿の怪異ペニーワイズに、はみだし者の子供たち“ルーザーズ・クラブ”が対峙（たいじ）する本作。前作から“27年後”を舞台に、大人になったルーザーズ・クラブの面々が、再び不可解な連続児童失踪事件が発生した生まれ故郷に集結する。

恐怖の連続！映画『IT／イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』海外版予告編

　『IT／イット』の謎にまつわる“27”の日に行われた本上映会。上映前から会場にはファンの熱気が充満しており、客席には、ルーザーズ・クラブのリーダー・ビルの弟で、ペニーワイズの犠牲者でもあるジョージーの黄色いパーカーを着た少年の姿も。劇中さながら、紙のボートを手に客席の階段を練り歩いてファンを驚かせると、ペニーワイズのメイクや衣装を施したそっくりさんも壇上に上がって客席を驚かせるなど、熱気ムンムン。、上映直前には監督のアンディ・ムスキエティからの応援メッセージもスクリーンに映し出され、ムスキエティは「ペニーワイズの恐怖がまた味わえる『IT／イット THE END』を楽しみにしていてください」とファンにメッセージを送った。

　いざ上映が始まると、ペニーワイズが登場する度に逃げ惑う少年たちにファンからエールが。恐怖シーンが近づく度に場内にはどよめきが起こり、ファンの手にしたタンバリンの音が激しく鳴り響いた。また、ヒロインのベバリーとビル、ベンとのピュアで三角関係な恋の行方にもみんな興味津々、ベバリーの心揺れ動く表情が映し出される度に声援が送られた。

　上映後には、同作から27年後が舞台となる『IT／イット THE END』で、大人になった少年たちが再会するシーンを特別上映され、ファンは大喜び。中華料理屋で再会する27年後の少年少女たちに歓声を送りつつ、前作で太っちょだったベンがすっかりイケメンとなった姿で登場すると本編上映さながらに客席は騒然となっていた。（取材・文：名鹿祥史）

映画『IT／イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は11月1日より全国公開