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「時効警察」霧山修一朗はどんな男だったのか?

「帰ってきた時効警察」の霧山。時折、屋上で豪勢な食事も
「帰ってきた時効警察」の霧山。時折、屋上で豪勢な食事も - (C)テレビ朝日

 オダギリジョー主演ドラマ12年ぶりの続編「時効警察はじめました」(10月11日スタート、テレビ朝日系・毎週金曜夜11:15~※一部地域を除く)が間もなく放送開始となる。12年ぶりの続編ということで、時効になった事件を“趣味”で捜査する主人公・霧山修一朗(オダギリ)とは一体、どんな男なのか。シリーズ第1作「時効警察」(2006)、第2作「帰ってきた時効警察」(2007)を振り返ってみた。

【写真】12年後の霧山

特技は眠りながらの空中浮遊

 「帰ってきた時効警察」2話のラスト、徹夜をして時効管理課で熟睡する霧山。椅子を並べて奇妙な恰好で寝ていたところ、いたずら好きの又来(ふせえり)が椅子を撤去。しかし……! びくともせず、宙に浮いたまますやすや眠っていた。度肝を抜かれた時効管理課の面々だが、刑事課の“残念”なエース・十文字疾風(じゅうもんじ・はやて/豊原功補)は「まったく霧山らしいや」という、うっすいリアクションだった。

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部屋のモノが異常に少ない

 下駄箱と食器棚が一緒になっていたりする。テーブルの上にはやじろべえ。なぜか桶がシャツ入れになっていたり、インテリアのコンセプトがでたらめだが、興味がないわけではないようで、歯磨き剤の箱やプルトップのコレクションが。また、酒は飲めないはずだが、シャンパンのミュズレのオブジェも。

食べ物は白いモノが好き

 総武署の食堂ではよく素うどんを食べており、食パンも何もつけずに食べることを好む。三日月が理由を尋ねると、「余計なものが混じるのが嫌」「パンの味がしなくなるから」とのこと。

ヘンなモノが好き

時効警察
「帰ってきた時効警察」最終話より。右に「主」の壺

 鑑識課の諸沢(光石研)は、よく街でみかけたヘンなものを霧山に見せているが、霧山のアンテナもかなり変わっている。「靴下さん」というぬいぐるみ(のようなもの)を所有していたり、「猫ちゃっちゃ先生」(霧山いわく総武署の資料倉庫の主)という猫と交流していたり、自宅ではドライアイスを水に入れてボコボコ泡が湧いてくるのを眺めていたり。「帰ってきた時効警察」最終話では、熊本課長が10円で購入した「水を入れるべからず」と封をされた壺(主の文字あり)を譲り受け、ラストで水を入れたところ“すごい”ことが起きた。

結構モテる

時効警察
霧山と三日月が手つなぎデート! と思いきや夢落ちの「帰ってきた時効警察」第8話(オダギリジョー監督・脚本回)より。

 霧山が時効になった事件を捜査する際の相棒となる交通課・三日月しずか(麻生久美子)は、ひそかに霧山に思いを寄せており、長らく隠し持っている霧山との婚姻届をいつの日か提出するのが夢。「帰ってきた時効警察」最終話で三日月から「霧山君、私のことどう思っているの?」と問われる告白めいた場面があったが、9月29日に放送されたSPドラマ「時効警察・復活スペシャル」によると、霧山はきちんとそのことを覚えていて「いずれ答えを出す」のだとか。そのほか、時効になった事件に関わる女性たちにも好感度が高く、ナンバーワン・ホステスの綺羅(市川実和子・帰ってきた時効警察・2話)から「キスしてあげようか」と言われた。「バッチグーよ!」が口癖のアニメ界の女帝・ミツコ(杉本彩・帰ってきた時効警察・3話)に誘惑され、情熱的なスパニッシュギタリストのしおり(室井滋・帰ってきた時効警察・最終話)は、三日月に霧山のことを「話が面白くてイイ男は少ない」と話していた。

乙女心がわからない

 事件の捜査に付き合う代わりにディナーやお茶を期待する三日月だが毎度、チャンスを逃し「立ち食いうどん」「食堂のナポリタン」といったムードゼロのB級グルメで終わってしまう。三日月に缶入り飲料を買って来た時には「お汁粉」と「甘酒」の二択で、三日月は「なんでこの2種類なの……。もう、いいです……」とドン引きしていた。

変質者バージョン(!?)が存在する

 「時効警察」8話で、交通課の下北沢(大友みなみ)の下着が盗まれる事件が続き、監視カメラを仕掛けたところ、そこに写っていたのは霧山そっくりな男(髪型が異なる)。おまけに監視カメラに気付くと笑顔でピースサインするなど、かなり“ヤバい”男である模様。時効管理課や刑事課は騒然となり、三日月は「変態の霧山くんを受け入れられるか」と悩み抜いたが、後日まったくの別人であることが判明した。

「誰にも言いませんよ」カードに複数のバージョン

時効警察
「帰ってきた時効警察」第5話より。ロイヤルストレートフラッシュバージョンの「誰にもいいませんよ」カード

 霧山が毎話、事件解決後に犯人に事件のことを口外しない約束として渡すのがコレ。時折、バージョンが異なっており、「あいまい」を「まいまい」と間違えるなど日本語が苦手な数学者の弥生(櫻井敦子)には「誰にもいいませんが(日本語をもう少し勉強した方がいいですよ、と続く)」(時効警察・8話)。作曲家の翠(りょう)には四辺が丸い「F」(時効警察・9話)。女優の桃子(鶴田真由)らには、5枚の「ロイヤルストレートフラッシュ」(帰ってきた時効警察・5話)。ママさんバレーのリーダー、まさへ(国生さゆり)には「H」(本気=Honkiの頭文字から)だった。

時効を食い止めたことがある

時効警察
園子温監督回「帰ってきた時効警察」第6話より。

 『ヒミズ』『新宿スワン』などの園子温が監督を務めた「時効警察」第6話、「恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第」は、時効を迎える前に犯人逮捕につながった稀有なケース。また、この回では霧山が時効事件の捜査に嫌気がさすという幕開けで、いつもはコメディーリリーフ的なポジションの十文字がメインとなり、その意味でも異色のエピソードとなった。スナックのママ・レイコ(森口瑤子)といい感じになった十文字の切ない恋も描かれ、いつになくしんみりとしたテイストに。ちなみに、レイコの娘役で吉高由里子が出演していた。

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