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ド迫力の超巨大セット!大沢たかお『AI崩壊』撮影現場レポート

規模がスゴイ
規模がスゴイ - (C) 2020「AI 崩壊」製作委員会

 大沢たかおが主演を務め、賀来賢人岩田剛典らが共演する映画『AI崩壊』(2020年1月31日)の撮影現場が1月、マスコミに公開された。日本の近未来を描く本作に挑む製作陣は、千葉県の巨大物流倉庫に壮大なセットを組み、リアリティーを追求した画づくりを行っていた。

ド迫力の場面写真&撮影現場の様子【写真】

 『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠監督と北島直明プロデューサーがタッグを組む本作は、AIが社会になくてはならない存在となった2030年の日本が舞台。個人情報や健康データなどから人間の生きる価値を判断し、殺戮を始めたAI「のぞみ」の暴走テロの容疑者となったAI開発者で天才科学者の桐生浩介の逃亡劇を描くサスペンス。大沢が逃亡者となった主人公の桐生役を務め、浩介の義理の弟・西村を賀来、天才捜査官・桜庭を岩田が務めるほか、広瀬アリス玉城ティナ松嶋菜々子三浦友和ら豪華キャストが名を連ね、スタッフとキャストらが“2020年に見るべき作品”と熱意を込めて制作した。

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巨大セット - (C) 2020「AI 崩壊」製作委員会

 この日は、桐生が西村に連れられ、初めて「のぞみ」のサーバールームに訪れる場面の撮影が行われた。この白を基調にしたサーバールームは、50×25メートルもある巨大なセットでできており、水を循環させて冷却するシステム、という設定のため実際に大量の水が流れる。奥には、らせん状でオブジェのような美しいAIのコアの部分があり、全体的に、近未来を感じさせるような作りとなっている。

 「AIの生活はすぐそこまできている」という北島プロデューサーは、10年後と遠くない未来を描くため、実際に使われているAIの機能付きのシステムをサーバールームのセットに使用。地震やセキュリティー対策のために、この部屋は地下13階にあるという設定や照明など細部までこだわり、リアリティーを追求していた。

 巨大なのにはもう一つ理由が。北島プロデューサーは「入江監督は、作品に必ず長回し、長ゼリフがある。今作ではここで、と。サーバーの説明をするシーンのために、50メートルのストロークが絶対的に必要だった」と力説。本作では、この巨大セット以外にも、街を封鎖して車を何台も使ったアクションや、貨物船を貸切るなど、大規模な撮影を行っており、一つ一つのシーンに対しての強いこだわりが伝わってくる。

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大沢たかお、賀来賢人、入江監督 - (C) 2020「AI 崩壊」製作委員会

 メガホンを取った入江監督は、製作陣が一丸となって作り上げる本作について「チャレンジングな企画。この映画こけたら僕の監督生命終わるんじゃないかと思っています(笑)。すごいプレッシャーを感じる」と笑いつつ、「昔から近未来を舞台にしたSFパニック映画や、人類や社会の未来を描く作品が好きだったので、ようやくチャンスに恵まれた」と念願だったことを明かす。

 脚本も担当する入江監督は、より深い物語にするために人間ドラマを重要視。主演の大沢とは、脚本について話し合いを何度も重ねた。大沢は、主人公について「血が通ったキャラクターにする」という強い意思があり、大沢の言葉に「ハッと気づかされる」ことが多かったという。

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『AI崩壊』場面カット - (C) 2020「AI 崩壊」製作委員会

 一方の大沢は「いままで参加した作品のなかで『こんな作品あるのかな?』ってくらいスピード感のある展開。現場でもスピード感のあるなかでやっているので、面白い作品になるんじゃないかと思っています」と笑顔を見せ、「邦画にできるアクション、邦画にできる近未来の話を一個一個丁寧に作りました」と胸を張る。

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 そんな大沢について、「座長感がすばらしい。スタッフへ気遣いをしてくれて、現場を回している」と北島プロデューサーはベタ褒め。また、共演者の賀来は「大沢さんがカメラの前に立つと『やるぞ!』というみんなのスイッチが入る瞬間を見られたので、それを見られただけでもこの作品に参加してよかった」とコメント。「とにかく優しい!」と語る岩田も「スタッフさんとも気さくにコミュニケーションを常にとるのに、カメラが回った瞬間にガッっと切り替わる集中力やパワーは吸引力があって勉強になりました」と絶賛している。(編集部・梅山富美子)

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