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アニー賞Netflixが席巻!『クロース』『失くした体』に作品賞!日本勢は受賞逃す

作品賞をはじめ、7部門で受賞した『クロース』-Netflixにて全世界独占配信中
作品賞をはじめ、7部門で受賞した『クロース』-Netflixにて全世界独占配信中

 現地時間25日、アニメ界のアカデミー賞とも称される、第47回アニー賞の授賞式がアメリカ・ロサンゼルスで行われ、Netflixの『クロース』が作品賞を含む7部門で受賞した。また、インディペンデント作品賞もNetflixの『失くした体』が受賞。同部門にノミネートされていた、新海誠監督の『天気の子』をはじめ、日本の3作品は受賞を逃した。

 『クロース』は、『怪盗グルーの月泥棒』の原案を務めた、セルジオ・パブロスが監督・脚本を手がけ、凍てつく町にオモチャを配達することになった郵便配達員とおもちゃ職人の友情を描いた作品。ディズニーの『アナと雪の女王2』『トイ・ストーリー4』など強力なライバルが並ぶなか、作品賞、監督賞、キャラクターデザイン、キャラクターアニメーション、美術、絵コンテ、編集の7部門で受賞した。

 インディペンデント作品賞は、アメリカでの上映館数が1,000館未満の作品、もしくはストリーミング配信されている作品、ASIFA(国際アニメーションフィルム協会)が公認している世界4大アニメーション映画祭での作品賞受賞作が対象の部門。受賞した『失くした体』は、『クロース』共に第92回アカデミー賞の長編アニメ映画賞にノミネートされており、Netflix作品が賞を争うことになりそうだ。Netflixはテレビ/メディア分野でも「ラブ、デス&ロボット」が4部門で受賞するなど、アニー賞を席巻した。

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インディペンデント作品賞を受賞した『失くした体』 -Netflixにて全世界独占配信中

 日本では『天気の子』がインディペンデント作品賞ほか、監督賞、脚本賞、視覚効果賞に、今石洋之監督の『プロメア』、高坂希太郎監督の『若おかみは小学生!』がインディペンデント作品賞にノミネート。また、絵コンテ賞(テレビ/メディア)に「キャロル&チューズデイ」の渡辺信一郎監督、監督賞(テレビ/メディア)にNetflix「リラックマとカオルさん」の小林雅仁監督、「ULTRAMAN」の神山健治監督と荒牧伸志監督、「KINGDOM HEARTS III」がキャラクター・アニメーション賞(ビデオゲーム部門)にノミネートされていたが受賞を逃した。(編集部・入倉功一)

アニー賞主要部門結果

作品賞
『クロース』

インディペンデント作品賞
『失くした体』

監督賞(長編映画)
『クロース』セルジオ・パブロス監督

脚本賞(長編映画)
『失くした体』ジェレミー・クラパン、ギョーム・ローラン

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声優賞(長編映画)
『アナと雪の女王2』 ジョシュ・ギャッド(オラフ役)

音楽賞(長編映画)
『失くした体』

最優秀視覚効果賞
『アナと雪の女王2』

キャラクター・アニメーション賞(長編映画)
『クロース』

キャラクター・デザイン賞(長編映画部門)
『クロース』

美術賞(長編映画)
『クロース』

絵コンテ賞(長編映画)
『クロース』

編集賞(長編映画)
『クロース』

短編部門
『アンクル・トーマス:アカウンティング・フォー・ザ・デイズ(英題) / Uncle Thomas: Accounting for the Days』

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