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行方不明になった少女とそっくりな自分…サンダンスで脚本賞に輝いた衝撃作

『ナンシー』ポスタービジュアル
『ナンシー』ポスタービジュアル - (C)2018 Nancy the Film, LLC All Rights Reserved

 行方不明になった少女と瓜二つであることに気付いた女性を描くサスペンス『ナンシー』がヒューマントラストシネマ渋谷で上映中。予告編には、ヒロインが行方不明になった娘を捜す夫婦と接触を試みたことから始まる奇妙な事件の成り行きが収められており、ヒロイン役の英国人女優アンドレア・ライズボローの怪演に引き込まれる。

『ナンシー』予告編

 さまざまな理由から日本公開が見送られてしまう世界各国の傑作・怪作映画を集めた「未体験ゾーンの映画たち 2020」で上映中の本作。事件の発端は、ヒロインのナンシーが、5歳で行方不明になった娘を捜す夫婦をテレビで見かけ、娘の30年後の似顔絵が自分とそっくりであることに気付いたこと。予告編はナンシーが夫婦とコンタクトをとり「わたしがブルックかも」「30年前、母に誘拐されてたかも」とつぶやく姿から始まり、それが真実なのか検証していく様子などが映し出され、次第に不穏なムードに変わっていく。

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 嘘をつくことでしかコミュニケーションを取ることができない女性の心理を繊細に描いたのは、本作が長編監督デビュー作となるクリスティーナ・チョウ。2018年サンダンス映画祭脚本賞、ファンタスポア監督賞、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭最優秀作品賞を受賞するなど、高い評価を得た。

 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』などで知られるアンドレア・ライズボローがナンシーーにふんし、シッチェス・カタロニア国際映画祭主演女優賞を受賞。スティーヴ・ブシェミジョン・レグイザモアン・ダウドら演技派が脇を固める。

映画『ナンシー』は東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で上映中、4月12日より大阪シネ・リーブル梅田で開催の特集上映「未体験ゾーンの映画たち 2020」で上映

サンダンス映画祭脚本賞受賞のサスペンス『ナンシー』予告編 » 動画の詳細
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