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「麒麟がくる」いいムードの信長と帰蝶…特別動画で

第八回「同盟のゆくえ」より。染谷将太演じる織田信長
第八回「同盟のゆくえ」より。染谷将太演じる織田信長

 8日放送された「麒麟がくる」(NHK総合・毎週日曜20時~ほか)第八回で織田信長(染谷将太)と初対面した明智光秀(長谷川博己)。放送後、視聴者から「新しい信長像」への期待が高まっているが、公式サイトに掲載されている信長にフィーチャーした特別動画ではさまざまな表情が切り取られている。(※一部ネタばれあり。第八回の展開に触れています)

【動画】「麒麟がくる」特別動画(公式Twitter)

 織田信長の盟友となり後に「本能寺の変」で信長を討つ明智光秀の、謎めいた前半生に焦点を当てた本作。第八回「同盟のゆくえ」の冒頭では光秀が、帰蝶(川口春奈)の願いで尾張へ信長の偵察に向かう様子が描かれた。

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 信長が尾張の海辺で目にしたのは、釣った魚をさばいて村人たちに1切れ1文で分け与える親しみやすい信長の姿。光秀の視線に気づいた信長がつかの間、視線を交わす様子も。放送後、視聴者からは「真面目で優しい雰囲気」「さわやかな笑顔」といった反応が寄せられ、「らしからぬ信長像」への期待が膨らんでいる。

麒麟がくる
信長を偵察にやって来た光秀

 信長役の染谷は、この光秀との出会いのシーンを以下のように振り返っている。「魚をさばくシーンは、事前にさばく練習をしましたが、大きな魚でしたね。包丁一本で大きな魚をさばく、ニヤニヤした男……えたいのしれない、何者だかよく分からない若者という感じにしようということで、演じていて楽しかったです。光秀とは目が合ったのか合っていないのか、この二人の間にはどういう感情がぶつかっているのか、と、ここから始まるドラマをあおるシーンでしたので、ここから何が起きていくのか、演じていて僕自身もワクワクしました。長谷川博己さんと岡村隆史さんとは、たき火で暖をとりながら、三人で談笑していましたね」

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 また、制作統括の落合将は本作で描かれる信長について「一言でいうと『強さと弱さをあわせもった信長』です。弟ばかり溺愛する母に疎外され、偉大な父には近づくことができず、孤独な少年は、同年代の少女・帰蝶と出会ったことで、心の平安を得て、尾張統一に向けて戦い始めます」とコメント。公式サイトで公開されている「いよいよ信長登場!」と題した特別動画には、そんな「強さと弱さ」をうかがわせる信長の場面が収められている。

 特別動画には「そなたが十兵衛か」(信長)「織田信長……奇妙な男じゃ」(光秀)といった言葉のほか、声を詰まらせながら「わしは、父上に褒めてもらえると思うて……」と信秀(高橋克典)に訴える姿や、信秀が「このうつけが!」と信長に怒号を飛ばす場面も。一方、信長と帰蝶の夫婦模様も描かれ、信長が帰蝶に銃の指南をしているらしき様子や信長が帰蝶に膝枕するなど、仲睦まじげな様子も見られる。(編集部・石井百合子)

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