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小川紗良、学生時代の監督作2本を無料公開 齊藤工も特別サイト開設

小川紗良
小川紗良

 女優で映画監督としても活動している小川紗良が、学生時代に監督した短編2作品をYouTubeにて無料公開した。新型コロナウイルス感染症の影響拡大によって外出自粛が求められるなか、さまざまな作り手が自宅で鑑賞可能な作品を提供する試みを行っている。

 小川は連続テレビ小説「まんぷく」をはじめ、ドラマ「向かいのバズる家族」「アライブ がん専門医のカルテ」、映画『聖なるもの』などに出演したほか、学生時代から映画制作も行ってきた。今回YouTubeに公開したのは、大学時代に手掛けた短編『あさつゆ』(2016)、『最期の星』(2018)の2作品で、Twitterで小川は「もう上映機会もあまりないと思うので、よろしければ、おうち時間のおともに」と呼び掛けている。公開は8月31日まで。小川は初長編監督作『海辺の金魚』(2020年冬以降公開予定)も控えている。

最期の星
(C) 早稲田大学映像制作実習/小川紗良

 また、齊藤工(俳優名義は斎藤工)は、特別サイト「A TAKUMI SAITOH FILM」を開設し、「皆さんのご自宅等の環境での娯楽の選択肢に加えて頂けたら本望です」とコメントを発表。同サイトでは自身が携わった作品やレコメンド作品、映画にまつわる情報などをアップしていく予定だという。

 ほかにも『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』などで知られる濱口竜介監督は、動画共有サイトVimeoに監督作『天国はまだ遠い』(2016、英語字幕付、公開は4月28日まで)を無料公開。濱口監督は「SAVE THE CINEMA『ミニシアターを救え!』プロジェクト」と連携した「ミニシアター・エイド基金」の発起人にもなっており、ミニシアター支援のためのクラウドファンディングの準備も進めている。(編集部・大内啓輔)

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