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『ジュラシック・ワールド』だけじゃない!クリス・プラットが輝く映画7選

コメディー役者から王道スター俳優へ! - クリス・プラット
コメディー役者から王道スター俳優へ! - クリス・プラット - Michael Tran / FilmMagic / Getty Images

 近年、ハリウッドにおいてマーベル俳優の快進撃が止まらない。特に引く手あまたの存在と言えば、クリス・プラット(41)だろう。ハワイ・マウイ島のレストランで働いている際にスカウトされ、2000年にデビューしたクリスは「エバーウッド 遥かなるコロラド」「パークス・アンド・レクリエーション」といったテレビシリーズで印象的な演技を披露。2014年のマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で大ブレイクを果たしたが、実はこの時すでに35歳と、遅咲きの俳優なのだ。今やハリウッドを代表する人気俳優となったクリスのこれまでのキャリアを、印象的な演技を魅せた7作品を通して紐解いていこう。

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キャリア初期の隠れた名作『アメリカン・パイパイ ようこそ美乳天国へ』(2009)

 タイトルからして、おバカ映画であることはおわかりだと思うが、ご承知の通り本作は下ネタ満載のアメリカンコメディー。酒屋でバイトするレスターがある日、とある懸賞に応募し、“パイパイ・ボックス”なる謎のブースを手にしたことで友人のカールと共に、楽園のような異次元の世界へと向かう。クリスは主人公のレスターを非常に魅力的に演じており、まさに彼の真骨頂とでも言うべき、抜群のコメディーセンスを発揮している。キャリア初期のポッチャリとしたクリスの姿も観ることができる激レア作品だ。

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話題作への出演で知名度アップ!『マネーボール』(2011)

 メジャーリーグ球団オークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンが、経営危機に瀕した球団を再建していく本作は、ブラッド・ピットジョナ・ヒルフィリップ・シーモア・ホフマンといった名だたる俳優たちが出演している。そんな中で、クリスはセイバーメトリクスを利用して、その実力を見出される選手の代表スコット・ハッテバーグ役を務め、抜群の存在感を放った。捕手から一塁手へとコンバートさせられる選手という役どころを見事に演じており、練習や試合での佇まいが本物のメジャーリーガーのように映る。本作への出演をきっかけに、ハリウッドでのネームバリューも徐々に上昇し始める。

クリスの魅力全開!『憧れのウェディング・ベル』(2012)

 出会いから1年後に婚約したカップルに結婚を足踏みしてしまう出来事が続き、二人の未来が狂い始めるさまを描いた本作。クリスが演じたのは主人公トム(ジェイソン・シーゲル)の親友アレックスで、トムに様々な影響を与えながら、いつまでも結婚することができない親友を支え続けるという役どころだ。どこか憎めない可愛らしいところがクリスの魅力であると思うのだが、まさにそういった魅力が全開なのが、この作品である。次世代のコメディアンへの道をひた走っていくことを想像させるような、抱腹絶倒の演技を魅せる。

マーベル映画で大ブレイク!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)

 2014年は、まさにクリスのためにあった年のようだった。アニメーション映画『LEGO(R)ムービー』の大ヒットもさることながら、徹底した肉体改造を敢行し挑んだマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で世界的人気俳優の地位を確立したのだ。同作は、幼い頃に宇宙へと連れ去られてしまったトレジャーハンターのスターロード/ピーター・クイルが、強大なパワーを秘めたオーブを盗み出したことから、女アサシンのガモーラや荒くれ者ドラックス、アライグマのロケットや会話のできる樹木グルートらと共に、銀河を股にかけた大冒険を繰り広げる様を描いている。

 クリスはもちろん主人公スターロードを演じているわけだが、当初、監督を務めたジェームズ・ガンは、クリスがヒーロー役に適しているとは思えなかったという。しかしながら、オーディションで初めて彼と対面した時に、即決で決めたことを明かしている。それだけクリスには、人を惹きつける魅力があるということだろう。この英断により、同作は大ヒットを記録。クリスは次代を担う俳優として、大きな注目を浴びることになった。

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ヒーロー役がよく似合う!『ジュラシック・ワールド』(2015)

 スティーヴン・スピルバーグによる傑作『ジュラシック・パーク』シリーズの続編となった本作は、忌まわしい惨劇から22年後を舞台に、巨大テーマパーク「ジュラシック・ワールド」で再び繰り返される人間の愚行を描き出した超大作だ。本作でクリスは、元軍人で恐竜監視員のオーウェン・グレイディを熱演。そのカリスマ性のある存在感で、正義感の強い主人公像を見事に体現し、とにかくカッコいいの一言に尽きる。ブルーをはじめとしたヴェロキラプトルとの絆に涙したというファンも多いことだろう。かつてはコメディーを得意とすることから、おとぼけな役柄が多かったが、ヒーロー役がよく似合う王道のスター俳優であるかの如く好演を魅せる。続編の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)でも変わらぬ魅力を発揮しており、シリーズ3作目となる『ジュラシック・ワールド:ドミニオン(原題)/ Jurassic World: Dominion』(2021年6月11日全米公開)にも期待が高まる。

現代に蘇った西部劇で放つ存在感『マグニフィセント・セブン』(2016)

 西部劇黄金期の名作『荒野の七人』を鬼才アントワーン・フークアがリメイクした『マグニフィセント・セブン』。クリスは、ギャンブルによるトラブルを多く抱えるアウトローのジョシュ・ファラデーを演じている。俳優人生の集大成と言っても過言ではない演技を終始披露しており、非常に魅力的に映る。キャリア初期に培ったコメディーセンスとブレイク後に体現してきたヒーロー像の両方がバランスよく織り交ぜられた役どころであり、それを見事に演じ切っているのだ。主演のデンゼル・ワシントンを凌駕する、圧倒的な存在感だったことは言うまでもない。

感情移入を誘う演技を披露『パッセンジャー』(2016)

 近未来、大規模な移住計画により、乗客5,000人を乗せ、地球から目的地の惑星まで順調な航海を続けるアヴァロン号。到着まで120年という年月をかけるこの旅路の最中、ある出来事をきっかけに、乗客の一人が目を覚ましてしまう。このたった一人で死を迎えなくてはならないという運命を背負った主人公を、クリスが演じている。すなわち、スクリーンにたった一人で存在していることが多いのだ。前半はほぼ一人芝居と言っても過言ではなく、その苦悩を表現し、後半は観客に後ろめたさを大いに感じさせる。孤独を嫌う人間の性とでも言うべきテーマを扱った作品であるがゆえに、終始、感情移入を誘う人間らしい表情を浮かべた見事な演技を披露している。

 ここで紹介した7作品以外にも、良作に数多く出演しているクリス・プラット。8月21日には、声優を務めたディズニー&ピクサー最新作『2分の1の魔法』の公開も控えており、今後もますますスター街道を歩んでいくクリスから目が離せない!(文・構成:zash)

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