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米ディズニー『ブラック・ウィドウ』全米公開再延期か 新作アニメはDisney+へ?

さらに公開延期? 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のブラック・ウィドウ
さらに公開延期? 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のブラック・ウィドウ - Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 11月6日の全米公開を予定しているマーベル映画最新作『ブラック・ウィドウ』について、米ディズニーが延期を検討していると、Deadlineほか各メディアが報じた。

【動画】もともとはGW公開だった『ブラック・ウィドウ』特別映像

 現在アメリカでは、米ワーナー・ブラザースが配給するクリストファー・ノーラン監督作『TENET テネット』が2週連続で首位を獲得するなど健闘しているものの、主要マーケットであるロサンゼルス・ニューヨーク・サンフランシスコの映画館が閉鎖されていることから、週末のオープニング興行収入は950万ドル(約10億円)程度となっている。同作の公開後、ワーナーは『ワンダーウーマン 1984』の公開を10月2日から12月25日に延期すると発表した。

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 アメリカにおける主要映画館の再開が厳しい状況をふまえると、米ディズニーが『ブラック・ウィドウ』の公開延期を検討するのは不思議な話ではない。Deadlineでは、新たな公開時期が12月になるのか、来年になるのかについては不明としながらも、同作に続くマーベル映画『ジ・エターナルズ(原題) / The Eternals』 が公開を予定している、2021年2月12日になるのではないかと予想している。

 また、11月20日の全米公開を予定しているディズニー&ピクサーの最新アニメ『ソウルフル・ワールド』のリリースも調整中で、Varietyでは、動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」での配信も検討されていると報じる一方、Deadlineでは、情報筋がそれを否定したとしている。ディズニーは先日、新作映画『ムーラン』の「Disney+」配信に踏み切った。中国では劇場公開されたが、オープニング成績は2,320万ドル(約24億3600万円)にとどまっている。

 一連の状況を受けて、アメリカでは、配給各社が再び新作の公開を再び延期しており、米STXは、9月25日公開を予定していたジェラルド・バトラー主演作『グリーンランド(原題) / Greenland』の延期を決定。さらに、米ユニバーサルが配給する新作ホラー『キャンディマン(原題) / Candyman』も10月から2021年公開に延期されている。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル105円計算)(編集部・入倉功一)

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