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『スパイダーマン』トム・ホランドが薬物依存で銀行強盗を重ねる帰還兵に!ビジュアル一挙公開

画像はトム・ホランド公式Instagramのスクリーンショット
画像はトム・ホランド公式Instagramのスクリーンショット

 『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが『アベンジャーズ/エンドゲーム』のルッソ兄弟と再タッグを組んだ新作映画『チェリー(原題) / Cherry』の場面写真が一挙公開された。イラク戦争に従軍したニコ・ウォーカーの半自伝的小説を原作に、帰国後もPTSDに苦しみ、ドラッグに溺れて銀行強盗を重ねる主人公チェリーの姿を描く本作。不安定でもろいチェリー役で今までにない顔を見せているトムは「この映画をどれほど誇りに思っているか、言葉で伝えられないくらいだよ」とInstagramにつづっている。

【場面写真】トムホがドラッグに溺れる帰還兵に

 チェリーは米オハイオ州クリーブランド出身で何の夢もなく、やることなすこと全てが裏目に出て、堕ちていってしまうキャラクター。大学で上手くいかず衛生兵としてイラク戦争に参加することにするも、国に戻る頃には精神的にボロボロに。PTSDを紛らわせるために薬物を乱用するようになって金がなくなり、ドラッグを買う金を求めて銀行をどんどん襲い始めることになる。

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 ルッソ兄弟にとっては『アベンジャーズ/エンドゲーム』後初となる監督作で、自身もクリーブランド出身であるため原作に登場する人物のモデルがわかるなど、特別な思い入れがあるとのこと。本作は2000年代半ばから現在までを描いているといい、「この映画は時代ごとに六つの章から成り、そのそれぞれが異なるトーンになっている。異なるカメラのレンズで撮ったし、美術もそれぞれ違う。マジックリアリズムの章があれば、不条理主義やホラーの章も。主人公は人生の意味を見失っており、そういう一人の人間の旅路を描いたんだ」と Vanity Fair に説明している。

 『チェリー(原題)』の配給権は Apple TV+ が獲得しており、2021年2月26日から米劇場公開。同年3月12日からは世界的に Apple TV+ で配信される。脚本は、ルッソ兄弟の妹であるアンジェラ・ルッソ・オストなどが執筆した。チェリーの恋人エミリー役はシアラ・ブラヴォが務めたほか、『ミッドサマー』のジャック・レイナーなどが出演している。(編集部・市川遥)

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