LiLiCo＆小田井涼平、夫婦でコミコンMC ステージ上では呼び方に苦戦
6日に閉幕したポップカルチャーの祭典「東京コミコン2020」でメインMCを務めた映画コメンテーターのLiLiCoと、夫で俳優の小田井涼平がインタビューに応じ、コロナ禍でオンライン開催されたコミコンや、夫婦でMCを務めた感想などを語った。
アメリカ・サンディエゴ発祥の「コミックコンベンション」（通称：コミコン）は、映画・ドラマ・ゲームといったポップカルチャーが集結する祭典で、日本でも2016年から「東京コミコン」としてスタート。12月4日から3日間にわたって開催された今年のコミコンは、新型コロナウイルスの影響で初のオンライン実施となり、5日と6日は千葉・幕張メッセの特設会場からステージイベントが無観客配信された。
コロナ禍で初のオンライン開催という異例の年に、メインMCで参加した二人。小田井は「現地開催だとスケジュールの都合で、引き受けることがなかなか難しかったはずです。オンライン形式だったからこそ、僕ら夫婦でMCができたのかなと思います」と明かすと、LiLiCoも「初年時からMCの話を頂いていたのですが、初日の金曜日にはラジオがあったりで、なかなか行けなくて。今回オンライン開催の時に、二人でMCをできたのはよかったです」と喜びを明かす。
また、LiLiCoはステージに立つ際、夫・小田井の呼び方に苦戦したそうで「夫婦で（MCを）やっているんですが、ステージに立つ時は“夫婦”ではない。家でのLiLiCoと仕事をしているLiLiCoは別人ですし、ステージ上で『パパ』『小田井さん』『涼平さん』って呼ぶのも少し違和感があって……。最終的には『あなた』になっちゃいました（笑）」とぶっちゃけていた。
イベント恒例のステージイベントや、各協賛企業によるグッズ販売、海外セレブゲストのサイン受け付けも全てオンラインに。LiLiCoは「東京になかなか来れない人にとっては、こうしたオンライン開催があると、次回現地で開催するとなった時に『（会場に）行きたかった』という気持ちが燃え上がって、物凄いことになるんじゃないかなと思います」とオンライン開催がもたらす効果に期待する一方で、小田井は「こういう形式だと物事がうまく進むので、いい面もあると思うんですけど、熱気とかは物足りなくなってしまいますよね」とファン目線でコメント。「会場にブースがあって、フィギュアを実際に手にとって買うというのがベストだと思いますし、コスプレで会場を歩く人たちを見るのも楽しい。（会場に置いてある）展示も、本来であればみんなで写真を撮って楽しむんですけど、（今年のように）ポツンと並んでいる空間は寂しく感じますよね……」と付け加えた。
新型コロナウイルスの影響で大作映画が軒並み延期となり、2020年は公開作が少ない年となった。小田井は「本来公開されるべき作品が延期になったり、コミコンで取り上げられるべき作品がまだ公開されていなかったりするじゃないですか。そういうのも寂しいですし、色々なところに影響が出ているのが今年かなと思います」と語りながらも、「その分、（大作は）2021年に回るので、来年はこの状況が良くなれば、でっかい打ち上げ花火が上がるのではないかなと思います。そのためにも、（MCとして）来年にバトンタッチする役割を担った感じがしますね」と来年12月3日から5日で開催が決まった「東京コミコン2021」に期待を寄せた。
ちなみに、コミコンでは海外セレブゲストの来日も注目ポイントの一つ。来年呼んでみたいセレブを聞いてみると、LiLiCoは『氷の微笑』などで知られるシャロン・ストーンと回答し、「まだ誰も私のことを知らない時代に、『氷の微笑』のイベントがあって、その時に“和製シャロン・ストーン”を決めるコンテストで優勝したことがありまして。私が和製シャロン・ストーンですということを言いたいんです」と説明。また、小田井は『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミルの名前を挙げ、「この人（LiLiCo）の初恋の人でもあるので（笑）。『スター・ウォーズ』が日本上陸した時、コーラ瓶の蓋の裏にキャラクターの絵が描いてあって、それを集めたのが原点なんです。特に、ルーク役のマークが出ると嬉しくて。幼少期の体験もあって、彼ですね」と当時のエピソードを交えながら語っていた。（取材・文：編集部・倉本拓弥）
「東京コミコン2021」は2021年12月3日～5日まで開催予定
