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清原果耶、勇気をくれたジョゼの言葉とは?

アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』で声優を務めた清原果耶
アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』で声優を務めた清原果耶

 いま最も熱い視線を集めている女優・清原果耶。出演作が相次ぐ中、アニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』では、ヒロインの声を担当した。今も多くのファンを持つ原作小説を映画化する本作への思いや、ヒロインから勇気づけられたという言葉について語った。

清原果耶が叫ぶ!『ジョゼと虎と魚たち』本予告【動画】

 昨年6月に逝去した芥川賞作家・田辺聖子の短編小説をアニメーション映画化する『ジョゼと虎と魚たち』。2003年に実写映画化されており、今なおファンを増やしている。今回、清原は同作で池脇千鶴が演じたジョゼ役に挑んだ。

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 「オーディションを受ける少し前くらいに、マネージャーさんや知り合いの俳優さんたちから『ジョゼと虎と魚たち』という映画は本当に素晴らしいから、観たほうがいいよと勧められて。それで観てみたらやっぱりすごいな、と。映画と今回のアニメーションでは物語もまったく違いますし、ジョゼもすべてが一緒ではない。新しい作品として考えて臨みました」

 足が悪いためにほとんど外出をしたことがないジョゼは、ひょんなことから大学生の恒夫と出会い、お互いに惹かれ合っていく。そして、その出会いが彼女の中で大きな変化をもたらすことになる。今作では、美しく切ないラブストーリーがアニメーションならではの表現で新たに生まれ変わることになる。

 清原は「ジョゼは気が強いけれど、臆病な部分も持っている。感情の機微みたいなものが彼女の中ではきちんとついている子なので、それを声色だけで、しかも関西弁訛りがうまくアクセントになるように喋らなきゃいけないということは、気をつけていました。キツい言葉の中に愛らしさがあって、ヤキモチをやくような普通の女の子らしい一面もあります。同時に達観したような部分もあって、魅力がたくさんあるキャラクターです」と語る。

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 そんな清原にとって、印象的だったジョゼのセリフがあるという。「『ノラ猫なら甘えてたあかん……一人で虎と戦うんや』というのを決めゼリフのように思っていました。彼女は決意表明のように一人でつぶやくのですが、自分でああしたい、こうしたいと思っていても、行動に起こせないことってありますよね。それを飛び越える強さを感じる、すごくいいセリフだと感じました」

 昨年、一躍ブレイクを果たし、連続テレビ小説「なつぞら」などで大きく注目された清原。今後も恒夫役の中川大志と再共演する『砕け散るところを見せてあげる』をはじめ、多くの話題作が控えている。若き演技派として、堂々たる存在感を見せているが、彼女自身は、ジョゼの強さに憧れる部分もあるという。

 「ジョゼが自分自身の中で決意する瞬間があるんです。飛び出してみようと思って、気持ちが高ぶった後に見せる行動力は羨ましいな、と思います。わたしは悩んで悩んで、自分でも『ああ、悩んでいるな』と思ってしまうタイプなので、彼女が強い精神力を見せてくれるところに勇気をもらいます」

 与えられた役に高い志で挑む一方で、自分自身への冷静な眼差しも忘れない。そんな彼女のますますの活躍には期待しかない。(編集部・大内啓輔)

映画『ジョゼと虎と魚たち』は全国公開中

中川大志&清原果耶 『ジョゼと虎と魚たち』本予告 » 動画の詳細
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