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「ドクターX」2年ぶり復活 パンデミック描く第7シリーズ、10月放送スタート

2年ぶりに復活する大門未知子(米倉涼子)
2年ぶりに復活する大門未知子(米倉涼子) - (C)テレビ朝日

 米倉涼子主演の大ヒットドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の第7シリーズ(テレビ朝日系、毎週木曜9時~)が10月より放送されることが19日、同局より発表された。2019年10月期の前作から約2年ぶりの新作となり、舞台は100年に1度のパンデミックによって世界中で医療崩壊が起こる中、新局面を迎えた大学病院「東帝大学病院」。「私、失敗しないので」の名ゼリフでおなじみの米倉演じるフリーランスの外科医・大門未知子が、疲弊しきった医療現場で目の前の命を救うべくまい進する。

【写真】武田真治も出演!キャストずらり

 本作は、2012年10月期から始まり全6シリーズの平均視聴率が20%超えとなった人気医療ドラマの新作(関東地区・ビデオリサーチ調べ)。群れ、権威、束縛を嫌い、病院組織で数々の騒動を巻き起こしながらも、専門医のライセンスと叩き上げのスキルを武器に突き進む反骨の外科医・大門未知子の活躍を描く。

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 舞台となる「東帝大」では、今や感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針を採用。かつて花形だった外科は別棟の分院へ追いやられ、メスを使わない「ケミカルサージェリー」を推進する内科が台頭の兆しを見せていた。そんな感染危機と新たな権力が渦巻く「東帝大」に舞い戻った未知子の日々、2年間の空白、彼女の前に立ちはだかる“新たな敵”が描かれる。

 米倉のほか、前シリーズに登場した常連メンバーが再集結。未知子が所属する「神原名医紹介所」の仲間を演じる内田有紀(城之内博美)や岸部一徳(神原晶)をはじめ、縦社会の医局で“御意軍団”を形成する外科医・海老名敬役の遠藤憲一勝村政信(加地秀樹)、鈴木浩介(原守)。前作ラストで「東帝大」院長の座を奪われた蛭間重勝役の西田敏行も出演する。前作に続き、脚本に中園ミホら、演出に田村直己らが名を連ねる。

 同シリーズは今年で10年目を迎える。米倉は新シリーズに「セリフ、覚えられるかな(笑)? オペのシーンも視力が最近落ちたので、手元がちゃんと見えるか心配(笑)! でも、コロナ禍でおうち時間が増え、『ドクターX』を動画配信などで見返してくださった方もたくさんいらっしゃったようで、『面白かったです』と言ってもらえて、すごくうれしかったんです。今回は見てくださっている方々同様、私たち『ドクターX』ファミリーのみんなが「ぜひもう一度やりたい」と願い、実現した最新シリーズ。そのパワーが皆さんに届いたらいいな、と思います」とコメントしている。

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 米倉、内山聖子(テレビ朝日エグゼクティブプロデューサー) のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)

米倉涼子(大門未知子・役) コメント

--2012年に誕生した『ドクターX』も10年目。米倉さんはこの年月をどう感じていますか?
 『ドクターX』が始まると最初に聞いたのは、初めてブロードウェイでミュージカル『CHICAGO』に出演するため、ニューヨークに滞在していたときだったんです。そのタイミングを含めて考えると、この10年は自分自身の歴史をものすごく振り返られる時間。まさか大門未知子という1人の女性の歴史が10年続くなんて……! 私の人生設計になかったことなので、ありがたい限りです。それこそ最初は、大門未知子がどういう存在なのか、私にも全然分からなかったんです。でも「未知子はスッキリしてるよね。失敗しないよね」というイメージを、みんなで築き上げていき、この10年で視聴者の皆さんの中にも浸透していって…。そう考えると、この10年は未知子を演じる上での“起承転結”でもあったんだと思います。今回も未知子をしっかり演じきるために、今は最新シーズンに向けてエネルギーを蓄えているところです。楽しみにしててください!!

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--この10年、米倉さん自身が『ドクターX』から受けた影響は?
 お医者さんと会える連載が始まるなど仕事の幅も広がりましたし、街中でも米倉涼子ではなく「大門未知子」と呼ばれるようになって……。影響はすごく大きいですね! 中でも大きい収穫は、『ドクターX』ファミリーのみんなと一緒にいることで得られた“仲間意識”。もちろん私だけでなく、みんなも「絶対に前作を超えるものを作りたい!」と思っているはずなので、楽しいだけじゃなくプレッシャーもあります。でも、みんなで力を合わせて超えていきたいなって、今回も思っています。

--昨年はスピンオフである『ドクターY』にご出演されましたが、『ドクターX』は2年ぶり。最新シリーズに臨むにあたって、何か心境の変化などありますか?
 実は『ドクターY』のとき、撮影があまりに楽しすぎて、未知子がちょっとハイパーになりすぎちゃったなって、反省したんです(笑)。よくよく考えたら、『ドクターX』第1シリーズの未知子って、もっと無口で、今より落ち着きがあったんですよね。セリフも昔は少なくて、基本的に口を開けば「私、失敗しないので」と「いたしません」。それがインパクトにつながって、大門未知子のイメージが定着したと思うんです。だから、今回の最新シリーズでは原点に戻って、少し落ち着きを取り戻したいな、と。この10年の経験を経て、もっと自信を持って、大人になって帰ってきた未知子でありたいな、と思っています。

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--独立されて1年が経ちました。ちょうど落ち着いてきた頃だとは思いますが、現在の“仕事に対するスタンス”はどんな感じですか?
 自分でやらなければいけないことが、すっごく(!)増えたので、疲れてはいますけど(笑)、“自分が挑戦したいこと”をやるというスタンスは変わらず…。意外と皆さんが思うほど、私自身は変わっていないんですよ(笑)。ただ、以前は周りの皆さんが作り上げてくださった棚の上に乗るだけだったのが、今はそれこそショーのライティングや楽曲選びなど、打ち合わせの段階から参加させていただくようになったんです。頭は毎日休まらないですけど(笑)、ゼロから作り上げる楽しさを覚えました!

--そんな頭がフル稼働の中で、『ドクターX』の第7シリーズが始まります。
 セリフ、覚えられるかな(笑)? オペのシーンも視力が最近落ちたので、手元がちゃんと見えるか心配(笑)! でも、コロナ禍でおうち時間が増え、『ドクターX』を動画配信などで見返してくださった方もたくさんいらっしゃったようで、『面白かったです』と言ってもらえて、すごくうれしかったんです。今回は見てくださっている方々同様、私たち『ドクターX』ファミリーのみんなが「ぜひもう一度やりたい」と願い、実現した最新シリーズ。そのパワーが皆さんに届いたらいいな、と思います。

内山聖子(テレビ朝日エグゼクティブプロデューサー)

 緊張感、閉塞感が続き、医療現場も大変な時代です。だからこそスタッフキャスト一同、大門未知子に逢いたいと思いました。肩の力を抜いて、ひととき一緒に笑ったり泣いたりの時間を過ごしましょう。今回も力強くて痛快です! 全身全霊をかけて面白い『ドクターX』にします。お楽しみに!

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