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堤真一「こういう悪党は初めて」 圧倒的悪役へのアプローチ

堤真一
堤真一 - (C) 2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会

 俳優の堤真一が26日、都内で行われた映画『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(6月18日公開)の公開直前プレミアイベントに登壇し、かつてない悪役に対する役づくりや、共演した平手友梨奈への思いを語った。

【写真】堤真一演じる凶悪キャラ・宇津帆

 この日は主演の岡田准一木村文乃安藤政信山本美月江口カン監督も来場。本作でターゲットから金をだまし取っては命も奪う裏の顔を持つNPO団体の代表・宇津帆を演じた堤は、MCから「ここまで振り切った圧倒的な悪役は記憶にない」と話を振られると、「こういう悪党は初めてでした」と同調。役へのアプローチは、「悪党にも何らかの理由があるので、どういう人間なんだろうと思いながら探していった」そうで、「表の顔、裏の顔という考え方はやめようと思いました。表の顔は裏の顔を隠すために……という単純なことにはしたくなかったです」と振り返った。

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 クライマックスの熱演について話が及ぶと、堤は「平手さんが変化する瞬間をどういう風に引き出せるかと考えていました。平手さんは本当に素晴らしかったです」と、宇津帆が雇った車いすの少女・ヒナコを演じた平手を称賛。

 岡田が、「とても大事なシーンで、ヒナコの慟哭というか感情の流れを大事に撮れるようにこだわっていました」と撮影の様子を明かすと、江口監督も、「1回OKと言ったものをもう1回やらせてくれと言うと、スタッフから『え~』となるんですけど、堤さんが平手さんに対して、(感情を)引き出そうといろんななじり方をしたときに、その前に撮ったときよりも凄いヒナコが出てきたんですよね。それを見て、まだまだ上があると思い、スタッフ・キャストに頼み込んでやらせていただきました」と回顧。その結果、観る側が震えるような芝居が出てきたそうで、「よかったです」と胸をなでおろしていた。

 本作は、南勝久のベストセラーコミックを原作にしたアクション映画の続編。最強の殺し屋・アキラ(岡田)は、一年間誰も殺さずに普通に暮らせというボス(佐藤浩市)の命令を守り、相棒ヨウコ(木村)と平穏な日々を送っていたが、NPO団体の代表・宇津帆(堤)との出会いにより、戦いを余儀なくされる。(錦怜那)

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