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愛されヴィラン・ロキ、MCU製作陣の語るヒーローとの共通点

早く活躍が見たい! ドラマ「ロキ」より
早く活躍が見たい! ドラマ「ロキ」より - (C)2021 Marvel

 マーベル・スタジオ制作のドラマシリーズでついに主人公となる人気悪役ロキについて、彼を演じるトム・ヒドルストンやマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の製作陣が、ヒーローたちにも共通するその魅力を語っている。

【写真】懐かしいソー&ロキの2ショット

 雷神ソー(クリス・ヘムズワース) の義弟・ロキは、自らの姿を変化させたり、人心を操ったりして混乱を生み出す、イタズラ好きの神。『マイティ・ソー』(2011)での初登場以来、仲間や家族を裏切り続け、地球を恐怖に陥れたこともある彼だが、マーベル・スタジオ社長でプロデューサーのケヴィン・ファイギは「ロキは、MCUのヒーロー達と同じように不完全で弱みがある。それがキャラクターとしての親しみやすさにつながっているんだ」とヒーローたちとの共通点に言及。ロキが時折見せる弱さや繊細さが、ファンの共感を呼んでいるポイントだと語る。

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 また、『マイティ・ソー』で脚本を手掛けたザック・ステンツは「ロキの視点に立つと、彼のやっていることはある意味正しいようにも思えるんだ」と指摘する。「それこそが、素晴らしい悪役の基準でもあると思う。もしロキに聞いたら、彼は“この映画のヒーローは自分だ”と答えるだろうね」。

 そして、約10年に渡りロキを演じ続けているトムは「ロキを表立った悪ではなく、誤解されたアンチヒーローとして演じている」と証言。「ロキの悪事は、彼自身が傷つき、自分の居場所を探していることが動機になっているんだよ」と語っており、ロキの繊細さと、彼なりの正義感を大切にしながら向き合ってきたことが見て取れる。

 ディズニープラスで配信されるドラマ「ロキ」では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)において、『アベンジャーズ』(2012)の時間軸から逃げ出した、まだ野心にあふれるころのロキが主人公。あれから時間の流れを守る謎の組織TVAに捕まった彼は、本作で「自分が改変してしまった現実を元に直す」任務を強いられる。時間を超えて世界中を舞台にした冒険へと挑むロキは、違う時間軸において、どんな変化を迎えることになるのか。(編集部・入倉功一)

「ロキ」はディズニープラスにて6月9日(水)16時より日米同時配信

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