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殺人鬼役のFukaseが「予想上回るハマり役」と話題

映画『キャラクター』(上映中)よりFukase演じる両角
映画『キャラクター』(上映中)よりFukase演じる両角 - (C) 2021 映画「キャラクター」製作委員会

 菅田将暉主演の映画『キャラクター』(上映中)で殺人鬼役として俳優デビューを果たしたFukaseSEKAI NO OWARI)が、初演技とは思えぬハマり役だと映画レビューサイトやSNSなどで反響を呼んでいる。

【動画】Fukase、俳優デビューで初めて得た解放感

 本作は、リアルな悪役を描けず万年アシスタントだった主人公・山城(菅田)が、殺人事件の現場で目撃した犯人をモデルにした作品で成功を収めたことから人生が一変していくダークサスペンス。「20世紀少年」をはじめ浦沢直樹作品を多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志がオリジナル脚本を務め、『帝一の國』『恋は雨上がりのように』などの永井聡監督がメガホンをとった。土日2日間(6月12日~6月13日)の全国映画動員ランキングでは『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に次いで初登場4位となっている。

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 SEKAI NO OWARIのメジャーデビュー10周年という記念すべき年に俳優デビューを果たしたFukase。1年半にわたってワークショップで演技を学び、猟奇殺人犯という難役に挑んだ。演じる両角(もろずみ)は、住宅街で発生した一家殺人事件の犯人。犯行の目的や身元など全てが謎。「34」を連載する山城の前に突然現れると、漫画で描かれた事件を自分が再現したことを伝え、「34」は共作などと狂気じみた言動をエスカレートしていく。

売れっ子漫画家になった山城(菅田)を追い詰めていく両角

 映画のPRイベントなどでは、友人で俳優の神木隆之介に「優しい殺人鬼が似合う」と言われたことから「声の角を丸くするため、せりふを高い声で話したのを録音して、聞きながら役づくりをしていった」とアプローチについて語っていたFukase。そう話す通り、劇中では通常よりもトーンの高い声色が特徴だ。さらに、役づくりの参考になったのが「子ども」だったことをシネマトゥデイのインタビューで明かしている。

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 ネット上ではFukaseの演技に「不気味」「まじサイコ」との声が上がっているが、実際に撮影では「監督に『気持ち悪くなかったから、もう一回』と何度も言われた」と言い、いかに気持ち悪さを表現するかがポイントになったようだ。

 劇中では、Fukaseの描いた巨大油絵が登場するなど、彼のアーティストとしての才能も反映されている。両角の衣装はFukaseの私服のレプリカを使用。Fukaseには、使い古してしまったお気に入りの衣服を絵を描く際の作業着として使用する習慣があり、永井監督に油絵で汚れたジャージのセットアップを見せたところ監督が気に入った、といういきさつがある。

 本作には主演の菅田をはじめ、高畑充希中村獅童小栗旬ら芸達者な面々が集結しているが、その中で爪痕を残したFukaseの怪演が注目を浴びている。(編集部・石井百合子)

Fukase、俳優デビューで殺人鬼役に挑戦 映画『キャラクター』インタビュー » 動画の詳細
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