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トム・クルーズが59歳に!還暦目前で宇宙も目指す快進撃

いつだって全盛期のトム・クルーズ
いつだって全盛期のトム・クルーズ - Samantha Zucchi / Insidefoto / Mondadori Portfolio via Getty Images

 7月3日、俳優のトム・クルーズが59歳の誕生日を迎えた。60歳まであと1年と迫ったトムだが、『ミッション:インポッシブル』シリーズをはじめ、体を張ったアクション大作が公開待機中。新作映画のために宇宙へと飛ぶ企画もぶち上げるなど、還暦を目前にしながらも、その勢いはとどまることを知らない。

戦闘機にも乗っちゃう!『トップガン マーヴェリック』メイキング映像

 1981年に映画デビューを果たしたトムは、『卒業白書』(1983)などの青春映画で頭角を現し、ポール・ニューマンと共演した『ハスラー2』(1986)、ダスティン・ホフマン主演の『レインマン』(1988)でベテランと共演。『7月4日に生まれて』(1989)、『ア・フュー・グッドメン』(1992)、『遥かなる大地へ』(1992)、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)など、着実な作品選びで実力を証明してきた。

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 1996年には、名作ドラマ「スパイ大作戦」をベースとした大ヒット作『ミッション:インポッシブル』を発表。敏腕エージェント、イーサン・ハントを演じたトムは、アクションスターとしても大成功を収め、同作は、25年を経た現在も続編が制作される彼のライフワークとなった。

 同シリーズでは、1作目の宙づりシーンにはじまり、ドバイの超高層ビルから宙づりになったり、空中の軍用機にしがみついたり、6分間息継ぎナシの潜水シーンに挑んだりと、トムの年齢に比例してなぜかアクションの危険度も増大。シリーズ6作目『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では、ついにビルからビルへと飛び移るシーンで足を骨折する重傷を負ったが、そのシーンまで本編に使う情熱を見せつけた。

 新型コロナウイルス感染症の拡大によって、エンターテインメント業界も大打撃を受ける波乱の年となったトムだが、そのなかでも、延期となっていた『ミッション:インポッシブル』第7弾の撮影を再開。感染防止対策を破った現場スタッフに激怒する音声がリークされたこともあり、ハードなスケジュールのなかでも、業界のために気を張っている様子が伝わってくる。走行する列車の上での撮影中、転落しそうになったカメラマンを助けたことが報じられるなど、トムらしいエピソードにも事欠かない。ただ、本作は先月上旬、現場スタッフの感染による中断が報じられており先行きが気になるところだ。

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マスク姿も映画みたいなトム・クルーズ Samantha Zucchi / Insidefoto / Mondadori Portfolio via Getty Images

 還暦を前にしてのこの活躍ぶりは、常に全力で映画作りに向き合い、努力をおこたらない姿勢があってこそ実現できるものだろう。2014年に『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のプロモーションで来日した際、トムは、俳優・プロデューサーとして厳しいスケジュールをこなすなかでも、映画を欠かさずに毎日観ていると明かしている。

 今後は、新型コロナの影響で公開延期となっている、ブレイクのきっかけとなった出世作『トップガン』(1986)の続編『トップガン マーヴェリック』が待機中。さらに、コロナ禍で連続撮影はかなわなかったが、『ミッション:インポッシブル』第8弾の制作も控えている。そして、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のダグ・ライマン監督とタッグを組む新作アクションでは、国際宇宙ステーションにおける撮影を計画中。還暦を迎えても、トムの活躍は続きそうだ。(編集部・入倉功一)

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