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マーベル『シャン・チー』予想を大幅に上回る大ヒットスタート!

全米ボックスオフィス考

シャン・チーが躍動!
シャン・チーが躍動! - (C) Marvel Studios 2021

 先週末(9月3日~9月5日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』が興行収入7,538万8,688ドル(約83億円)で首位デビューを果たした。オープニング興収は4500万ドル~5000万ドル(約50億円~55億円)程度と予想されていたが、それを大幅に上回る大ヒットスタートを切った。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル110円計算)

【画像】シャン・チーの妹も強い!

 本作はアジア系スーパーヒーロー、シャン・チーの誕生の物語。シャン・チー役のシム・リウをはじめ、トニー・レオンミシェル・ヨーオークワフィナらキャスト陣に監督のデスティン・ダニエル・クレットンまで、アジア系の面々が集結した。コロナ禍におけるオープニング興収としては、7月公開の『ブラック・ウィドウ』(オープニング興収8,036万6,312ドル・約88億円)に次いで第2位となる好成績。『シャン・チー』は劇場のみで公開されているため、ディズニープラス プレミア アクセスでも配信されて2週目以降が伸び悩んだ『ブラック・ウィドウ』とは違い、息の長い興行が期待できそうだ。

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 また、レイバー・デー(労働者の日)の祝日(※9月の第1月曜日)を含めた4日の興収は9,467万2,848ドル(約104億円)を記録。レイバー・デー4日間のオープニング興収ランキングでは、2007年公開の『ハロウィン』(興収3,059万1,759ドル・約34億円)を軽々抜いて歴代1位となった。先日には『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の全米公開日が10月15日から10月1日へ2週間繰り上げられたが、これは今回の『シャン・チー』の成功を受けてのものだとみられている。(編集部・市川遥)

9月3日~9月5日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『シャン・チー/テン・リングスの伝説』
2(1)『キャンディマン
3(2)『フリー・ガイ
4(4)『ジャングル・クルーズ
5(3)『パウ・パトロール ザ・ムービー
6(5)『ドント・ブリーズ2
7(6)『リスペクト
8(7)『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
9(12)『ブラック・ウィドウ』
10(9)『ザ・ナイト・ハウス(原題) / The Night House』

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