声優・沢城みゆき「科捜研の女」に顔出し出演 第1話キーパーソンに
人気声優の沢城みゆきが、10月14日放送開始の沢口靖子主演ドラマ「科捜研の女 Season21」（毎週木曜夜8時～、テレビ朝日系）の第1話に出演することが明らかになった。沢城にとって、女優として民放の連続ドラマに顔出し出演するのはこれが初となる。
本作は、京都府警科学捜査研究所の法医研究員・榊マリコ（沢口）を中心とした個性豊かな研究員たちが、専門技術を武器に事件の真相解明に挑む人気ミステリードラマの新シーズン。
沢城が演じるのは、マリコが追う事件の被害者の元妻・水城和穂。数学者で大学の准教授を務める和穂は第1話のキーパーソンといえる役どころで、事情を聞きにやって来たマリコや土門薫刑事（内藤剛志）を突き放したり、異動話に悩むマリコの心を揺さぶったりする。
2019年には、NHK連続テレビ小説「なつぞら」に女優として出演して話題を呼んだ沢城だが、民放の連続ドラマに顔を出して登場するのは本作が初めて。「今回は『なぜ私？？？』というところからはじまり、声だけならまだしも、大学の准教授という役どころでしたので、いろんな意味で格好がつくのか未知数で……」と戸惑いを見せつつも、「ただ最終的には、自己評価は置いておくとして、できると思うからお声がけ下さったという事実を軽視してはいけないと都合よく自分の背中を蹴飛ばし、こんな機会はなかなか訪れるものでもなく、挑戦させていただくことにしました」と出演を決意した経緯を明かした。
演じる和穂は登場早々にマリコたちに強烈な嫌味を放つが、沢城は「一言ひとことなぜその言葉のチョイスになったのか和穂の心情を丁寧に埋められたらと思いました。言葉自体がきつくても、言い方によっては腹が立たなかったりもしますよね」と同役を務める上で大切にしたことを語る。
続けて、「アニメはアフレコ前に絵コンテなどで自分が演じるキャラクターの表情を確認することができますが、ドラマはそれができず、実際に現場に入ってみないとわからない部分もあり、漠然と緊張しました」と撮影を振り返った。
さらに、沢城は「私は優れた女優ではありませんが、新しいことに対する純粋な興味はあって、身の程は分かりながらも、機会をいただけるなら知らない世界を覗きに行きたい、引き出しを増やしたいという気持ちを最終的には優先させてしまうところがあります。今回はとても貴重な経験をさせていただきました」と今回の挑戦を述懐。「一方で、声のお芝居なら峰不二子をやらせていただくこともありますが、実写ではそうはいかない（笑）。そういう見た目によって与えてしまう印象って自分じゃどうにも操作できないもんな……、どうしたらいいのかな……、と声優業で演じることのできる役の幅の広さ、おもしろさを再認識しました」と語った。（須田璃々）
