「何食べ」西島秀俊＆内野聖陽、仲良く秘密を暴露 シロさんは「すごいマッチョ」
西島秀俊と内野聖陽が3日、都内で行われた『劇場版 きのう何食べた？』の初日舞台あいさつに登壇。撮影中のマル秘エピソードを楽しく暴露し合う二人だが、西島は本作への思いが強いあまり、感極まる場面もあった。この日は、山本耕史、磯村勇斗、中江和仁監督も出席したほか、共演のチャンカワイがイベントMCに挑戦した。
『劇場版 きのう何食べた？』は、よしながふみの漫画を西島＆内野のダブル主演で実写化した大ヒットドラマの劇場版。料理上手で倹約家の弁護士・筧史朗（通称：シロさん／西島）と恋人の美容師・矢吹賢二（通称：ケンジ／内野）の穏やかな日常を揺るがす出来事が描かれる。
この日は、登壇者がドラマ版から絆を深めてきたキャストのマル秘エピソードを発表し合うことに。西島は、相方・内野について「内野さんは『賢二役は細くて、色が白くないといけない』と言って、スタジオから控室まで5分くらいですけど、日焼けしないように完全防備で歩いていた」と暴露。日焼けしやすいという内野は、「マスクして、サングラスして、おでこにターバン巻いて、その上からママチャリに乗ったお母さんが使っているデカいヤツ（サンバイザー）つけて、その下には日焼け止めクリームを塗って、手袋して、おまけに日傘を差して歩いていた」と当時の大げさな格好を笑いながら説明した。
一方、内野は西島について「めちゃくちゃスイーツ好き」と告白。西島が内野の紫綬褒章受章を祝うためにプレゼントを持ってきた際も、口元にドーナツの食べかすが付いていたという。さらに、「触るのは僕にしか許されていないけど、すごい鍛えているから、スレンダーに見えるけど、すごいマッチョ」と打ち明けると、「シロさん、脱いだらすごい！ この番組では一切脱がないですけど、想像してください」と客席に呼びかけていた。
秋の褒賞で紫綬褒章を受章した内野は、「一つの役を徹底的に掘り下げることが変態的に好きな人間なので、僕が掘り下げて、みなさんに提示したものを評価していただけたのなら、やってきたかいがあったなと思いました」とコメント。西島は「恋人役としてうれしいです」と喜ぶと、「ドラマのシーズン1が終わったときに、内野さんが『俺たち、もっとやれるよ』とおっしゃっていて、もっと深く繊細に演じようと確認していたことを思い出しました。常に俳優としての理想を求め続けているんだなと思いました」としみじみ語った。
作品に対して、互いに情熱を注いできた二人。西島は「連続ドラマのシーズン2をやりたいです」と訴えると、「スタッフがセットの材料を取っておいてくれている」と声を弾ませる。「史朗さんと賢二にもう会えないのかと思うと寂しくて……。でも、二人はどこかで幸せに、ケンカしたりしながら生きているとずっと思っていた」とドラマ放送終了時の心境を明かした西島は、「（映画の台本を読んで）二人ともちゃんと生きている！ また、史朗と賢二に会える喜びが大きくて、すごく感動した」と「何食べ」愛を爆発させた。
そして、「撮影は毎日楽しくて幸せでした。史朗さんの料理のように愛情たっぷりの映画です。毎日のご飯のように何度も鑑賞しに来てください。僕たちはいつでもスクリーンで待っています」と言葉を選びながらゆっくりと力強く、潤んだような瞳で語ると、改めてファンに向けて「心からの応援をいつも感じています」と感謝。内野も「ここまで愛してくださって本当にうれしいです」と思いを込めていた。（錦怜那）
