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マーベル社長、ホークアイがヒーローである理由 スーパーパワーはなくても…

若き戦士に何を伝えるのか? 「ホークアイ」のケイト・ビショップとクリント・バートン
若き戦士に何を伝えるのか? 「ホークアイ」のケイト・ビショップとクリント・バートン - (C) 2021 Marvel

 マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが、アベンジャーズのメンバーとして激闘を生き抜いてきた弓の名手、ホークアイことクリント・バートン(ジェレミー・レナー)の魅力を振り返りながら、11月24日に配信が迫る初の単独ドラマシリーズ「ホークアイ」について語った。

マーベルドラマ「ホークアイ」予告編

 ホークアイは、超人的な能力はないものの、卓越した身体能力と、優れた射撃能力を駆使して、弓矢を武器に戦うアベンジャーズの一員。ファイギは「ホークアイは私にとって、常に重要なキャラクターでした。『アベンジャーズのメンバーなのに、弓が得意なだけじゃないか』と馬鹿にしたがる人もいますよね。しかし私は、それこそが彼を魅力的なヒーローにしている要因だと考えています」と語る。

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 「確かにホークアイは、アイアンマンのようなスーツも着てないし、ハルクやソーのようなスーパーパワーも持っていない、キャプテン・アメリカのような超人兵士でもありません。つまり、わたしたちと同じなんです。そんな彼が、たゆまぬ努力と過酷な特訓によってヒーロー活動をしている。そして、家族を何よりも大切にする男であることも、彼を魅力的にしているんです」

 『アベンジャーズ/エンドゲーム』でホークアイは、愛する家族をサノスによって消滅させられ、悲しみと怒りから悪党を抹殺する“ローニン”となってしまった。その後、ブラック・ウィドウの説得でチームに復帰した彼は、激闘を経て家族と平穏な日々を取り戻すが、ドラマでは、ローニン時代にかかわるトラブルが彼に降りかかる。「自警団として暗黒の時をすごした彼が、いかにしてヒーローとしての一面や、家庭的な一面、クリント・バートンとしての自分を維持していたのかを見ることになります。そうして闇に落ちながらも、成長し続けていることも彼の魅力なんです」

『アベンジャーズ/エンドゲーム』より、闇落ちの過去がトラブルを招く?『アベンジャーズ/エンドゲーム』ディズニープラスで配信中(C)2021 Marvel

 ドラマの舞台となるのは、ホークアイが家族とすごすクリスマス休暇。子供たちと『アベンジャーズ』のミュージカルを観るためニューヨークを訪れた彼は、予想外のトラブルに巻き込まれ、家族にクリスマスまでに帰ると告げて戦いに赴く。「アベンジャーズのサポートも、満足な最新鋭装備もないなかで戦うことになります。ニューヨークで出会う人々と、重要な新キャラクターであるケイト・ビショップと共にね」

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 ファイギによると、ケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)は、子供のころホークアイに救われた経験を持つ若き弓の名手。「ホークアイは、アベンジャーズのなかでも、必ずTシャツにプリントされているようなメンバーというわけではありません。しかし、彼もまた、人々にインスピレーションを与える存在でもあり、その象徴がケイト・ビショップなんです。幼い彼女は彼に救われ、クリント・バートンという人間に影響を受けて育った。今回のドラマでは、メンター(指導者)が意味するものについても描かれます」

 予告編では、クリスマスのニューヨークで次々にトラブルに巻き込まれていくホークアイの姿が、『ダイ・ハード』のジョン・マクレーンをほうふつさせる。これにファイギは「比較してもらえるのはありがたい。『ダイ・ハード』は最高のアクション映画のひとつであり、最高のクリスマス映画ですから」と笑みを浮かべる。「本作は、本格的にクリスマス休暇を描く初のマーベルアドベンチャーです。これまで『アイアンマン3』でほんの少し触れたくらいですからね。『ダイ・ハード』は、ある意味で我々が目標として、参考にもしていたので、比較してもらえるのは嬉しいですね」(編集部・入倉功一)

「ホークアイ」はディズニープラスにて11月24日(水)より日米独占配信

マーベル・スタジオ『ホークアイ』|予告編|Disney+(ディズニープラス) » 動画の詳細
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