大ヒットの『何食べ』ケンジの金髪ビジュアル公開
公開中の『劇場版 きのう何食べた？』から、内野聖陽演じる美容師ケンジの金髪ビジュアルが4日、公開された。本作は、11月3日より全国299館で封切られ、初日だけで観客動員数12万人、興行収入1.6億円を超える大ヒットスタートを切った。
本作は、累計発行部数840万部（電子版含む）を突破したよしながふみのコミックを実写化したテレビドラマの、その後を描く劇場版。2LDKの住まいで同居する料理上手で倹約家の弁護士シロさん（西島秀俊）と、人当たりのいい美容師ケンジ（内野）が京都旅行に出たことをきっかけにシビアな問題に行き当たる。
公開されたビジュアルは、先ごろ秋の褒章で紫綬褒章を受章したことでも話題の内野演じるケンジが、短髪・金髪にイメチェンしたもの。暖かい日差しが差し込む屋外でシロさんをいとおしそうに見つめるケンジと、高級レストランでグラサン＆スーツの出で立ちでキメたケンジがシロさんをじっと見つめるシーンの2枚だ。内野は、原作10巻でとある理由で金髪になるケンジを再現するため大胆なイメージチェンジを行った。内野が「ケンジのいじらしさや心配かけたくないという優しさが、必死の“秘め事”になっていく……というプロセスが、シロさんの意外な嫉妬心を呼び覚ましたりしておかしいです」と話すように、このケンジの髪型を巡ってちょっとしたすれ違いが巻き起こる。
劇場版では、もう一組のカップル、小日向大策役の山本耕史、その恋人ジルベールこと井上航役の磯村勇斗らドラマの個性豊かな人気キャラクターが集結するほか、SixTONESの松村北斗がケンジと同じ美容室に勤めるイケメン美容師・田渕くんとして出演。主題歌にはスピッツの書き下ろし楽曲「大好物」が起用されている。
初日の成績は、動員数：12万8,195人、興行収入：1億6,033万3,000万円。パソコンと携帯を使ったWEBアンケートによると、男女比は12.8%：87.2%と圧倒的に女性が多く、原作や深夜ドラマを追いかけてきた女性ファンを獲得。さらに、満足度は99.3%を記録。92.2%が「人にすすめる」と答えており、SNSでも「笑いあり、涙ありで幸せな2時間でした」「シロさんとケンジのお互いを想う気持ちに、心があたたかくなりました」「絶対におかわり（リピートで映画館に行く）します！！」といった声が寄せられている。（編集部・石井百合子）
