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『キングスマン』ラスプーチン役、毎晩1時間ほど枕に絶叫して役づくり

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 マシュー・ヴォーン監督による人気スパイアクションシリーズ最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』で、悪役ラスプーチンを演じたリス・エヴァンス(『アメイジング・スパイダーマン』『ノッティングヒルの恋人』)が驚きの役づくりの方法を明かした。

【動画】『キングスマン:ファースト・エージェント』ラスプーチンの戦闘シーン

 1914年まで時をさかのぼり、スパイ組織「キングスマン」の誕生秘話を描く本作。キングスマンを設立することになる英国貴族のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)とその息子コンラッド(ハリス・ディキンソン)らが対峙するのは、世界大戦の裏で暗躍する不死身の怪僧ラスプーチンだ。ロシア帝国崩壊の一因を作ったとされる歴史上の人物を、本作ではリスが怪演している。

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 リスはラスプーチンについて、「彼には強烈な存在感があった。古い写真を見ても異彩を放っていて、本人もそれを自覚していたんだ。神聖な雰囲気があり、聖人に見えるが、よく見てみると、その目には邪悪さやいたずら心がうかがえる。魅力があるとさえ言えるね。だからこそ人はラスプーチンという人物に永遠に魅了され続けるのだろう」と分析。見た目にもこだわったといい、「(長髪でヒゲを生やしているだけだと)イエス・キリストやヒッピー、はたまた環境活動家のように見えるかもしれない。だから髪型とヒゲではなく、目が重要だった。目をどうするかに注力して、瞳のダークさを見いだしたことで、ラスプーチンに息が吹き込まれ始めたんだ」と振り返っている。

 さらにこだわったのが声の表現だ。「地声から3~4オクターブ下げるようにした。やり方はあまりプロらしくはなかったかもしれないが、ホテルの部屋に戻ってから、毎晩30分から1時間ほど枕に向かって叫んだんだ。そうすると翌朝までには声が枯れ低くなっていた。ラスプーチンの声がステレオで聞こえるようにしたかった。まるで地獄から聞こえてくるかのような音にね」と型破りな方法でラスプーチンの声を作り上げたと語った。

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 キレキレなアクションが魅力のシリーズで驚異的な身体能力を誇る悪役を体現するため、撮影前に5か月間のトレーニングをこなしたリス。役に決まるや、ラスプーチンならではの戦闘スタイルをヴォーン監督と共に見いだしていった。「マシュー(・ヴォーン監督)が思い付いたのは、ラスプーチンが、コーカサスダンスやジョージアダンス、またはコサックのダンススタイルを身に着けた、素晴らしいロシアのダンサーだということだった。何か月にもわたって、マシューととても優秀なスタントチームは、カンフーや柔道、柔術、空手など、さまざまな東洋のマーシャルアーツを融合したものを考案し、それをロシアのダンスと組み合わせたんだ」と明かす。

 リスは「長い時間がかかったけど、僕たちはそれをやり遂げたんだ。ラスプーチンは、敵に、ミュージカルでめまいを起こさせるみたいなんだ。彼らをスピンさせたり、一緒にダンスをしていて、突然そのダンスから、とても邪悪な必殺の一撃を繰り出す。ダンスキックであろうと、平手打ちであろうとね。彼は凶暴なんだよ」と不敵に語っている。そんなラスプーチンらが所属する闇の狂団に、オックスフォード公とコンラッドはどう立ち向かうのか。リスの怪演ぶりとともに注目したい。(編集部・市川遥)

映画『キングスマン:ファースト・エージェント』は12月24日より全国公開

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