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北村匠海、撮影中に爪失い流血…主演映画で体当たり演技

舞台あいさつに登壇した北村匠海
舞台あいさつに登壇した北村匠海

 俳優の北村匠海が8日、都内で行われた主演映画『明け方の若者たち』(公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇。撮影中に力が入り過ぎたという北村は、爪を一部失い流血したことを打ち明けた。この日は、黒島結菜井上祐貴カツセマサヒコ(原作)、松本花奈監督も来場した。

北村匠海&黒島結菜らが登場!舞台あいさつ【写真10枚】

 本作は、ウェブライターのカツセマサヒコによる、20代の若者たちの喜びと苦しみが入り混じる姿を描いた青春恋愛小説の映画化。明大前で開かれた飲み会で“彼女”(黒島)に一目ぼれした“僕”(北村)は、世界が彼女で満たされる一方で、社会人になり、こんなハズじゃなかった人生に打ちのめされていく。

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 北村は、「同世代の若者で作れたという思いが強くて、大学の映画サークルの自主映画を作っている感覚というか、そういう空気の中で密度の濃い作品を作っている」と感じたそうで、「2週間という短い期間の中で、何度もみんなで明け方を見ながら撮影をして、また明日も会えると思っている間に終わった印象です」と充実した日々を思い返す。また、「思い出深い場所で撮影していたし、劇中で流れる曲も青春時代に聞いていたし、撮影期間の駆け抜け方も青春に近いものがありました」と、2度目の青春を体感できたことを嬉しそうに語った。

 一方で痛い思いもしたようで、シャワールームで感情的になるシーンでは「シャワーヘッドで壁をぶっ叩くんですけど、テストでも本番でもない段取りといわれる(大まかにシーンの様子を)確認するときでも本気でやるタイプなのでブワーッと本気を出したら、見事に血だらけになって、爪が半分なくなった」と苦笑い。以降は「透明な絆創膏を切って疑似の爪を作った」そうで、「途中から僕、爪ないです」とアピールし、「これが“僕”の痛みだよなと思った」とも話すと、カツセは「すごい解釈の仕方ですね」と目を丸くしていた。

 撮影秘話はバッティングセンターのシーンにも及び、井上は格好良く打つためにクランクインの1か月半前からバッティングセンターに通って練習したことを打ち明ける。しかし、北村は「すごいフォームがキレイ」と褒めつつ、「結局、(ホームラン)球はCGになっちゃって。あれは映画の技術のたまものです」と説明。さらに「当時、(井上が)緊張して、『俺で何テイクも重ねちゃダメだよな』と言っていたけど、CGなのよ。エアーなのよ(と思っていた)」とぶっちゃけ、会場の笑いをさらった。

 最後に北村は「僕も『人生のマジックアワー』という、この映画のキーワードとなる時間は、あの時だよな……と思い当たる頃があったりします」と過去に思いをはせながら、「それぞれの人生が日々積まれていく中での、たった一瞬を切り取った映画ですけど、自分が歩む道、歩んできた道を振り返ったり、前を向けたりする映画だと思います」と呼びかけていた。(錦怜那)

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