のん、サンボマスター新曲MV監督を担当 監督・主演作『Ribbon』主題歌
16日、女優・創作あーちすととして活動するのんが監督・出演した、サンボマスターの新曲「ボクだけのもの」ミュージックビデオ（MV）のショートバージョンがYouTubeで公開された。自ら脚本・監督・主演を務めた初の劇場長編映画『Ribbon』の主題歌となり、のんは「サンボマスターさんの素晴らしい楽曲のMVを撮らせていただき、本当に心から嬉しいです。映画『Ribbon』とは違う、もうひとつの物語を作りました」とコメントしている。
『Ribbon』は、コロナ禍で青春や表現の場を奪われていく学生たちの悲しみを目の当たりにしたのんが、世の中の擦り切れた思いを救い上げたいと企画した長編映画。卒業制作展が中止になり、悲しむ間もなく発表の場を失った作品を持ち帰った美大生・いつか（のん）が、家族や友人たちとの関わりのなかで、複雑な感情の行き場を探る。
MVの撮影もコロナ禍をイメージさせる無人のライブハウスや美術大学で行われ、ライブハウスでは、映画のメインビジュアルに使用されている、大量のリボンを使った衣装をサンボマスターが着用。のんは監督に加え、主人公・いつかに似た女の子役で出演しており、エンタメやアートが制限されてモヤモヤした気持ちを抱えた彼女が、サンボマスターの音楽に希望を見出すストーリーとなっている。
書き下ろしとなる「ボクだけのもの」について、のんは「打ちのめされた気持ちがあっても、この曲があれば前を向けます。“ボクだけのもの”の感動を伝える為に真摯に楽曲と向き合い、全ての人にこのエールが届いたらいいなと思いました」とコメント。楽曲は2月23日に配信リリース。MVのフルバージョンも同日配信される。また、のん公式YouTubeでは映画のメイキングが公開されている。（編集部・入倉功一）
映画『Ribbon』は2月25日より全国公開
