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日向坂46・齊藤京子、渡邉美穂の卒コン「まだ引きずってる」新作ドキュメンタリーでも印象に

日向坂46の加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美
日向坂46の加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美

 人気アイドルグループ・日向坂46から、加藤史帆齊藤京子佐々木久美富田鈴花松田好花ら5人のメンバーが30日、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われた、ドキュメンタリー映画『希望と絶望 ~その涙を誰も知らない~』完成披露試写会に出席、2日前に卒業コンサートを終えたばかりの渡邉美穂の話題に触れた齊藤が「まだ卒業コンサートを引きずってる」としみじみ語るひと幕があった。

【19枚】日向坂46『希望と絶望』完成披露フォトギャラリー

 前作『3年目のデビュー』に続く、日向坂46にとって2作目のドキュメンタリー映画となる本作。彼女たちが、目標としていた約束の地・東京ドームで3周年記念ライブを行うまでの約2年間に密着し、コロナ禍による活動の制限、メンバーの相次ぐ離脱など、さまざまな困難を乗り越え夢のステージへと走り続けた、知られざる道のりを伝える。

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 そんな映画の内容に涙する観客も観られるなか、ステージに登壇した加藤は「今日は皆さん、泣いていると聞いてますけど、わたしたちはすごく元気です!」としんみりした空気を吹き飛ばすようにコメントし、会場は大笑い。キャプテンの佐々木も「ここにいる皆さんが、おひさま(日向坂46ファンの愛称)の中でも世界最速で観てくださった方なので、今日は記念日です!」と笑顔で呼びかけた。

 タイトルが示す通り、日向坂らしい明るい日々のみならず、シリアスな側面も描かれる本作だが、佐々木は、映画を鑑賞したメンバーの反応について「結構みんな笑い声をあげながら観てました。メンバーが観るからこそ、面白いシーンもあったかもしれない」と語ると、加藤も「観る前にはシリアスで落ち込むかもしれないと聞いていて。ほぉ、と思っていたら大爆笑……というのは、ちょっと言いすぎかもしれませんが」と笑顔でコメント。

 そんな2人に対して「わたしはあまり笑うところはなかった」と切り出した齊藤は「わたしは真剣に観たかったのに、加藤と久美がずっと笑っているなと思いました」とあきれた様子で報告。加藤も「ごめん」と笑顔で返していた。

日向坂46の加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、富田鈴花、松田好花

 くしくも今月28日には、2期生・渡邉美穂の卒業コンサートが行われたばかり。齊藤は、「わたしは渡邉美穂が印象的だったなと思います」と切り出すと「(映画で描かれていた)こういう時期でも、卒業のことを考えていたのかなとか、グループやメンバーのことを考えていたのかなと思って。しみじみとなりますね」とコメント。卒業コンサートから2日明けたが、「まだ引きずっていますね。悲しいなというのはあるけど、まだグループに在籍している形ではあるので、この期間を大事にすごしたいなと思いました」と語った。

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 そして最後のコメントを求められた加藤は「わたしたちは2年間楽しく活動させていただいたんですが、時には苦しい笑顔の時もあって。表面上の笑顔だけじゃなくて、その奥で葛藤(かっとう)しているところも、皆さんと共有できたのがうれしかった」と語ると、齊藤は「初めて観た方はビックリするようなところもあると思いますが、基本的にはわたしたちは元気で笑いも絶えないようなグループ。たまたまそういうところが映し出されているだけなんで、安心してほしいです」とコメント。

 さらに佐々木が「おひさまの皆さんに、この2年間のことを全部知っててもらえるのはすごくうれしいこと。わたしたちはそういう2年間をすごしたことをぜんぜん後悔していないですし、この2年間があるからこそ、笑顔で前に進めていると思うので。皆さんも、こういうことあったよね、と観ていただいて。新たな未来に向かって、これからもおひさまでいてほしいなと思います」と呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

映画『希望と絶望 ~その涙を誰も知らない~』は7月8日より全国公開

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