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山崎賢人「マインドで限界突破」 足の速さに共演者も驚き

山崎賢人
山崎賢人

 原泰久の漫画を山崎賢人(崎はたつさきが正式表記)主演で実写化したヒット作の続編『キングダム2 遥かなる大地へ』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、山崎が作品を通して「マインドがあれば限界は超えられる」と学んだことを明かした。舞台あいさつには清野菜名真壁刀義佐藤信介監督も出席した。

【写真】山崎賢人×清野菜名×真壁刀義、法被姿でお祝い

 本作は、累計興行収入57.3億円のヒットを記録した2019年公開の『キングダム』の続編。紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の主人公・信(山崎)が中華統一を目指す秦国の若き王・エイ政(吉沢亮)のもとで、天下の大将軍を目指すさまが描かれる。山崎、吉沢亮(エイ政/漂)、橋本環奈(河了貂役)、大沢たかお(王騎役)ら前作のキャストが続投するほか、清野菜名が謎めいた女剣士・羌カイ役、豊川悦司が秦国の大将軍ヒョウ公役として初参加。

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 7月15日に全国公開されると、土日2日間で観客動員52万7,000人、興行収入7億9,700万円を記録し、初登場首位を獲得。祝日を含む4日間では動員93万4,000人、興収13億7,900万円と絶好のスタートを切った。24日までの10日間では動員155万人、興収22億7,000万円を突破するなど快進撃が続いているが、山崎は「初日舞台あいさつのときにも話しましたが、夢の続きが始まって、それがどんどん広がっているなと感じています」と満面の笑み。

 この日は作品を観たファンからSNSに寄せられた質問に答えるコーナーも。肉体的にも厳しい撮影のなか、頑張れた原動力について聞かれた山崎は「原作が大好きで、ずっと演じたいなと思った信を演じることができたこと。それは大きな原動力になりました。でも一番は自分一人ではなく、周りのみんなも同じ夢を追いかけているんだと実感できたこと。それがとても大きな力になりました」と周囲に感謝する。

 さらに劇中、信が敵国の軍に向かって突撃するシーンに話が及ぶと、信たちとは異なる最強の「伍」の伍長となる屈強な沛浪(はいろう)役の真壁は「俺はプロレスラーで体を鍛えているんだけれど、とにかく(山崎が)速くて、息切れしちゃったんだよね。本当に頼むよ!」とプチクレームを入れると、山崎は「僕としては、この世で一番足が速いと思ってやっていました。みんなからも走るのが速すぎると言われていたのですが、山崎賢人としては『申し訳ないです』と思いつつ、信としては『関係ないぜ』という気持ちでやっていました」と語る。

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 さらに山崎は「本能で走っていました」と振り返ると「途中でもっと加速するシーンがあって、最初から全力で走っていたので『これ以上は無理かも』と思っていたのですが『もっと加速してやる』と思ったら限界突破できました。マインド次第でできるんだなと。心の大切さを学びました」と信という役は得られることが多かったという。

 山崎は「たくさんの方に観ていただき、夢が叶っているなと感じています」と観客に感謝を述べると「僕自身、信を演じていて、自分と重なる部分が多かった。きっと観てくださった方も自分に近いと思う部分があると思います。とにかく楽しんでいただいて、この暑い夏を『キングダム』で乗り切ってもらえたら」と作品に込めた思いを語っていた。(磯部正和)

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