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タングの正体は二宮和也!『TANG タング』一人二役の魅力あふれる本編映像も公開

(C) 2015 DI (C) 2022 映画「TANG」製作委員会

 二宮和也が主演を務める映画『TANG タング』(8月11日より全国公開中)で、ロボットのタングの動きや声を二宮自身が担当していたことが明らかになった。

愛おしい…『TANG タング』本編映像【動画】

 本作は、デボラ・インストールの小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」にアレンジを加えて映画化したヒューマンドラマ。無職でゲームばかりしていて弁護士の妻・絵美(満島ひかり)に家を追い出されてしまった春日井健(二宮)が、記憶を失った迷子のロボット・タングと出会い、冒険の旅に出る姿が描かれる。

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 愛らしいポンコツロボット・タングの姿が印象的だが、その声を主演の二宮が担当していることが明らかに。VFXプロダクション「白組」の技術によって生み出されたタングにモーションキャプチャーで動きをつけ、喜怒哀楽と知能の成長を声で表現し、タングに命を吹き込んだ二宮。主演のみならず、相棒のロボット役を務めることは二宮本人からの提案だったという。

 今回、二宮が演じたタングの可愛らしい動きを見ることができる本編映像も公開。タングがコーヒーをこぼしながらも健のために一生懸命に運んでくる場面で、二宮がモーションキャプチャーでつけた可愛らしい動きと、二宮自身の声を軸に作り上げた声によってタングの一生懸命さが伝わってくるハートウォーミングな一場面となっている。

 本作のプロデューサーである田口生己は、二宮から健とタングの二役という提案を受けた時のことを「(提案を受けた)当時は、成長途中のAIであるタングの動きをどうすれば魅力溢れるものにできるか、子どもや大人の俳優さんでモーションキャプチャのテストを繰り返していましたが、なかなかこれだ! というものにたどり着けていませんでした。タングは健との旅の中で、健を見て人間の心を学び成長していく、まさに合わせ鏡のような二人だからこそ、二宮さんがタングを演じたことは、この映画の表現を豊かに、そして大きく押し上げてくれるものとなりました」と振り返る。

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 監督を務めた三木孝浩も「その提案に驚きつつもどこか腑に落ちる部分があったのは、二宮くんが顔合わせの時にタングを映し鏡にして自分自身の芝居を見つめ直すチャレンジをしたいと。その挑戦を二宮くんは軽やかにクリアするばかりか、今まで見たことない唯一無二のバディムービーへと昇華させてくれたと思います。今思えば、自分が演じるべきだと感じた二宮くんの直感の鋭さにただただ感嘆するばかりです」と驚嘆の思いを明かしている。(編集部・大内啓輔)

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