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復活?引退?『マスク』から28年、ジム・キャリーの現在

顔芸が得意なジム・キャリー。
顔芸が得意なジム・キャリー。 - Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 大ヒットコメディー映画『マスク』が16日よる9時、日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。本作に主演し大ブレイクを果たしたジム・キャリーは今どうしているのか。復活説や引退説が飛び交う彼の今までのキャリアと現在に迫る。

【画像】ジム・キャリー顔芸9連発!

 カナダ出身のジムは、1962年生まれで現在60歳。幼いころからコメディアンを目指しており、「ザ・トゥナイト・ショー」「サタデー・ナイト・ライブ」などの人気番組や映画の端役を経て、『マスク』(1994)の大ヒットで一気に人気者となる。その後は、『バットマン フォーエヴァー』(1995)、『ジム・キャリーのエースにおまかせ』(1995)、『ケーブルガイ』(1996)、『ライアー ライアー』(1997)などに立て続けに出演し、コメディー王としての地位を築く。

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 モノマネも特技の一つで、クリント・イーストウッドジャック・ニコルソンジェームズ・ディーン、E.T.、ヨーダなどの豊富なレパートリーを誇る。ジムはイーストウッド主演の『ダーティハリー5』(1988)に端役で出演していたこともあり、イーストウッドを「僕のヒーロー」と呼ぶほど敬愛している。

 コメディー作品ばかりではなく、自分の人生がテレビ番組で放送されていた男にふんした『トゥルーマン・ショー』(1998)、天才コメディアンのアンディ・カウフマンを描いた伝記映画『マン・オン・ザ・ムーン』(1999)では、演技が高く評価され、2年連続でゴールデン・グローブ賞を受賞した。このことからも、ジムのコメディーセンスは、確かな演技力があってこそのものだとわかる。

 その後は、『グリンチ』(2000)、『ブルース・オールマイティ』(2003)、『エターナル・サンシャイン』(2004)に出演。『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』(2004)以降はキャリアが低迷するも、『Disney's クリスマス・キャロル』(2009)、『フィリップ、きみを愛してる!』(2009)、『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013)などに出演。2015年には、代表作のひとつ『ジム・キャリーはMr.ダマー』(1994)の約20年ぶりとなる続編『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』が日本でも公開され話題を呼んだ。

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ジム・キャリー
ラブラブ当時のジム&レネー。Chris Weeks / Liaison / Getty Images

 プライベートでは、1987年から1995年までメリッサ・ウォーマー、1996年から1997年までローレン・ホリーと、2度の結婚と離婚を経験している。そのほか、レネー・ゼルウィガージェニー・マッカーシーとの交際が有名。特にレネーについては、半自伝的小説「Memoirs and Misinformation: A novel」(2020)の中で「ぼくの人生で大恋愛した人」として挙げている。2012年ごろから交際していた20歳以上年下のメイクアップアーティストだったカトリオーナ・ホワイトさんがジムとの破局後に亡くなり、2016年に遺族がジムに対して訴訟を起こして以降、ジムのキャリアは休業状態となる。

 しかし、『ソニック・ザ・ムービー』(2020)に悪役ドクター・ロボトニック役で出演し、復活したかと思われたが、その後の映画出演は続かなかった。2022年には、R&B歌手のザ・ウィークエンドのミュージックビデオにカメオ出演した。もともとザ・ウィークエンドがジムのファンだったことから、共通の知人を介して出会い親交を深めていったという。年の差はあるものの意気投合し、ザ・ウィークエンドの30歳の誕生日をジムが祝うほど仲がいいというから意外な組み合わせだ。

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 ジムは俳優活動だけでなく、前出の半自伝本のほか、2013年に絵本「How Roland Rolls」も出版している。自身の公式Twitterも有名で、2010年ごろは過激な発言をするなど奇行が目立つこともあったが、コロナ禍の2020年には “全員が仕事に戻るまでヒゲを伸ばし続ける”とツイートして参加者を募るなどして話題になった。そのほかにも、自作の風刺漫画を投稿したり、著名人の投稿にリツイートしたりしている。

 そして、久しぶりの出演作となった『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』(2022)で再びロボトニック役を怪演した。今度こそ完全復活したかと思いきや、同作のプロモーション時に、「もう十分にやった」と引退をほのめかして世間を騒がせた。それから現在に至るまでジムの次回作の発表がないため、引退説の信ぴょう性は高まっているが、同作は全米で初登場1位となる大ヒットを記録。シリーズ第3弾の可能性もあることから、ジムの続投も期待されている。(文・香取亜希)

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