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永野芽郁、主演映画を公開初日に六本木の映画館で鑑賞「やっぱりいい映画」

永野芽郁
永野芽郁

 永野芽郁が1日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画『マイ・ブロークン・マリコ』の公開記念舞台あいさつに登壇し、本作に大満足の様子を見せた。この日は共演の奈緒窪田正孝尾美としのり吉田羊タナダユキ監督も来場した。

【画像】美脚!永野芽郁が登壇 初日舞台あいさつの様子

 本作は、文化庁メディア芸術祭マンガ部門で新人賞に輝いた平庫ワカのコミックを『ふがいない僕は空を見た』などのタナダ監督が実写映画化。長年父から虐待を受けていた親友のイカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知ったシイノトモヨ(永野)が、彼女の魂を救おうと遺骨を奪い旅に出る姿が描かれる。

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 昨日公開を迎え、永野は「純粋にすごくうれしいですけど、いろんなところで『この作品を観てください』とお話させていただいていた時間が今日で一区切りしちゃうのが、どこか寂しくもあって……。ここからは観てくださったみなさんに繋いでいってもらえたらいいなと思っています」と呼びかけ。

 本作の試写を観たとき、「奈緒ちゃんと二人して号泣した」という永野は、「周りの人が『この人たち出ている人だよな……』と引いていたんです。綺麗に泣くとかじゃなく、ワンワン泣いたのが印象的でした。自分自身がやっていながらも食らう映画ってあるんだと思いました」としみじみ。しかし、公開初日に同映画館で鑑賞したときは「ようやく冷静に観れた」そうで、「やっぱりいい映画でした」と満足そうに笑った。

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『マイ・ブロークン・マリコ』監督&キャスト

 撮影時も振り返る一同。尾美演じるマリコの実父の後妻・タムラキョウコ役の吉田は、シイノが家に訪ねてきたときに対応するまでに間があることから、「キョウコさんはいったいなにをしていたんだろう?」と考え、タナダ監督と話し合った末、ベランダで洗濯物を干しているという設定にたどりつく。そして、撮影をしていないにもかかわらず、その芝居までしたそうで、永野は「見えないところでもお芝居を構築されていくんだな……と勉強になりました」と感服した。

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 尾美も役に入り込む吉田に驚きを隠せない。マリコの遺影の前でキョウコに背中をバシバシ叩かれるシーンをあげると、「すごく痛いんですよ。俺が痛いんだから吉田さんは手が痛いだろうな……、こんなに(役に)入ってるんだぁと思うと痛いと言えず、今日初めて言いました」と打ち明け、会場の笑いを誘った。

 マキオ役の窪田は「原作を見たとき、髪の毛長くないからどうしようかな(と思い)カツラでやらせてもらいました」と役づくりを紹介しつつ、「謎の男の子だけど、そこに含みを持たせないで、表面に存在が出過ぎないように、空間を埋め過ぎないように意識して演じさせてもらいました」と思い返す。そんな窪田と久しぶりに共演した永野は、「頼もしくて、頼もしくて。シイノが旅先で(マキオと)出会って、気づいたら救われている関係性だったんですけど、撮影現場では(自分が)窪田さんに救われた部分が大きくて」と感謝すると、「一生ついていきます」と宣言していた。(錦怜那)

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