『劇場版　ヴァイオレット・エヴァーガーデン』金ロー初放送が決定

　京都アニメーション制作の名作アニメ『劇場版　ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が、日本テレビ系・金曜ロードショーで、11月25日（よる9時00分～11時34分）に初放送されることが明らかになった。放送決定にあたり、石立太一監督からコメントが寄せられた。

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　2018年に放送された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、幼い頃に軍人として参加した戦争で両腕を失い、人の気持ちを理解したり、自分の気持ちを表現することを知らない少女ヴァイオレット（声：石川由依）が、戦後に就いた手紙の代筆業を通してさまざまな人の心に触れ、愛を知るまでの成長を描く物語。

　金曜ロードショーでは昨年、テレビシリーズの「金曜ロード特別編集版」と、映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン　外伝　－永遠と自動手記人形－』（2019）を放送。2週にわたってTwitterのトレンドを席巻し、世界トレンド1位にランクインするなど、大きな話題を呼んだ。

　そのフィナーレとなる劇場版は、大切な上官ギルベルトが残した「愛してる」という言葉の意味を知るために代筆業に就いたヴァイオレットのもとに、ユリスという少年から依頼が舞い込み、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかったことから物語が動き出す。2020年に公開されると、興行収入21億円を突破するロングランヒットを記録。日本アカデミー賞において優秀アニメーション作品賞も受賞した。

　金曜ロードショーでの初放送にあたり、石立監督は「私と致しましては、今作の制作にあたり、この作品そのものが、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという一人の女性から、未来を生きる我々への『最後の手紙』になるように、そんな作品にしたいと思い、制作しておりました。アニメーション作品は、手で描いた膨大な枚数の『絵』、つまりたくさんの手で描いた『線』の集積で出来上がっています。その一本一本の線に、ヴァイオレットの願った、未来への想いを込めようとスタッフ皆で精一杯作り上げた作品です。見てくださった皆様にその想いが届くことを心より願っております」とメッセージを寄せている。（編集部・入倉功一）

金曜ロードショー『劇場版　ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は11月25日よる9時00分～11時34分放送※放送枠40分拡大