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『アバター2』首位デビューも予想を下回る出足

全米ボックスオフィス考

息の長い興行ができるか否かが鍵 - 映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』より
息の長い興行ができるか否かが鍵 - 映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』より - (C) 2022 20th Century Studios. All Rights

 先週末(12月16日~12月18日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、大ヒット映画の13年ぶりとなる続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が興行収入1億3,410万226ドル(約181億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル135円計算)

舞台は森から海へ…13年ぶり続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』場面写真

 業界アナリストが予想していたオープニング興収1億7,500万ドル(約236億円)には届かなかったほか、配給のディズニーが予想していた1億3,500万ドル~1億5,000万ドル(約182億円~203億円)にもわずかに及ばず。今年公開の映画では5番目の出足だ。ただし、前作『アバター』(2009)のオープニング興収は7,702万5,481ドル(約104億円)だったものの、息の長い興行で最終的には歴代4位となる興収7億8,522万1,649ドル(約1,060億円)を上げたため、今後どれだけ数字を落とさず推移していけるかが鍵となる。批評家以上に観客から高い評価は得ているため、期待は持てそうだ。

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 海外興収を合わせた世界興収は4億4,170万3,887ドル(約596億円)。海外エリアにおいてナンバーワンのオープニング興収を上げたのは、中国で5,710万ドル(約77億円)。ポテンシャルはあったのだが、不運にも新型コロナウイルスの感染急拡大で伸び悩んだ。2位は韓国(2,470万ドル・約33億円)、3位はフランス(1,930万ドル・約26億円)で、4位ドイツ、5位インドと続いている。ちなみに、日本での公開3日間の興収は6億4600万円だ。

 5週連続で首位だったマーベル映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、興行収入534万6,843 ドル(約7億円)で2位となった。(編集部・市川遥)

12月16日~12月18日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
2(1)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
3(2)『バイオレント・ナイト
4(3)『ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界
5(4)『ザ・メニュー
6(5)『ディヴォーション(原題) / Devotion』
7(7)『フェイブルマンズ
8(初)『素晴らしき哉、人生!』75周年記念上映
9(6)『ブラックアダム
10(9)『アイ・ハード・ザ・ベルズ(原題) / I Heard the Bells』

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