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リチャード・ギアの現在は?『プリティ・ウーマン』から33年

73歳となった今もなおイケオジスター!リチャード・ギア
73歳となった今もなおイケオジスター!リチャード・ギア - Jamie McCarthy / Getty Images

 シンデレラストーリーを描いたロマンティックコメディーの名作『プリティ・ウーマン』が、3月3日よる9時より日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。同作はジュリア・ロバーツをトップスターに押し上げたが、共に主演した当時41歳のリチャード・ギアがセクシーな大人の色気を発揮し、世界的人気を確立した作品でもある。そのテレビ放映にあわせ、長年トップスターとして活躍してきたリチャード・ギアの経歴を振り返ると共に、73歳となった近況に注目してみた。(文・天本伸一郎)

【画像】超カッコいい!若かりし頃のギアさま

舞台俳優から始まり『愛と青春の旅だち』でトップスターに

 1949年にアメリカのフィラデルフィアで生まれたギアは、マサチューセッツ大学で哲学を学んでいたが、俳優を志して2年で中退。初期は主に舞台俳優として活躍し、1973年にはロンドンで上演された青春ロックミュージカルの舞台「グリース」で主役を務めた。映画デビューは少し遅く、テレビ映画を経た後に26歳で出演した1975年の『ニューヨーク麻薬捜査線』。1977年のリチャード・ブルックス監督作『ミスター・グッドバーを探して』で印象的な役を演じた後、巨匠テレンス・マリックが第32回カンヌ国際映画祭監督賞などを受賞した1978年(日本公開は1983年)の愛憎劇『天国の日々』で長編映画初主演。29歳でようやく主役の座をつかんでからは、アルマーニの衣装に身を包む金持ち夫人相手の高級男娼を演じた1980年のサスペンス映画『アメリカン・ジゴロ』、町工場で働く娘と恋に落ちる海軍士官候補生を演じた1982年の青春映画『愛と青春の旅だち』などの主演作が立て続けに大ヒットし、一躍トップスターの仲間入りを果たした。

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大人の色気を漂わせた『プリティ・ウーマン』

リチャード・ギア
渋カッコいいギアとキュートなジュリア・ロバーツ!『プリティ・ウーマン』Buena Vista Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 フランシス・フォード・コッポラ監督作『コットンクラブ』(1984)、シドニー・ルメット監督作『キングの報酬』(1986)など数々の話題作で活躍していたギアが1990年に41歳で主演したのが『プリティ・ウーマン』。同作でジュリア・ロバーツ演じるコールガールをエレガントな淑女に変身させる実業家役を演じたギアは、改めて大人の色気を漂わせるイケメン俳優としての魅力を世界的に知らしめ、トップスターとしての地位を盤石にした。以降も、ジュリアと再共演した『プリティ・ブライド』(1999)のほか、『真実の行方』(1996)、『ジャッカル』(1997)、『オータム・イン・ニューヨーク』(2000)、『運命の女』(2002)、『ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男』(2006)、『顔のないスパイ』(2011)など、多少の浮き沈みはありつつもさまざまなジャンルの話題作に多数出演。映画賞にはあまり縁がなかったが、2002年の第75回アカデミー賞作品賞受賞作『シカゴ』では、敏腕弁護士役を演じて第60回ゴールデン・グローブ賞コメディー/ミュージカル部門の主演男優賞を受賞した。

日本とも縁が深い

 親日家としても有名で、日本と縁の深い作品への出演や来日も多い。1991年の黒澤明監督作『八月の狂詩曲(ラプソディー)』では、長崎で原爆体験を持つ主人公の甥(おい)を演じ、日本映画の『Shall we ダンス?』(1996)と『ハチ公物語』(1987)をそれぞれアメリカでリメイクした2004年の『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』と2008年の『HACHI 約束の犬』では、共に主演を務めた。日本のテレビCMへの出演も多く、2012年のサントリーの炭酸飲料「オランジーナ」のCMでは、『男はつらいよ』シリーズの車寅次郎がモチーフのキャラクターを演じて話題となった。

3度目の結婚で子供も3人

リチャード・ギアとアレハンドラ・シルヴァ
34歳の年の差も関係なし!アレハンドラ・シルヴァとツーショット

 プライベートでは熱心なチベット仏教信者で、チベット国際キャンペーン(ICT)の会長を務めチベット文化の保護活動を行うほか、人道主義者としての幅広い活動でも知られており、政治的発言をすることも多い。また、スーパーモデルのシンディ・クロフォード、女優のキャリー・ローウェルとの離婚歴があり、2人目の妻キャリーとは泥沼の離婚裁判も経験しているが、2018年には68歳で33歳年下の実業家で活動家のアレハンドラ・シルヴァと自身3度目の結婚を果たしている。さらには前妻との間にも成人した息子がいるが、現在の妻との間にも2人の息子を授かっている。

まだまだ現役のイケオジスター

 73歳となった現在、2人の幼い息子の育児の真っ最中と思われるギアだが、仕事面も順調そう。2019年には英国BBC製作のミニシリーズドラマである政財界スリラー「マザー・ファーザー・サン」(全8話)に主演し、日本公開は未定ながら今年は既に、婚約直前のカップルの訳アリ両親役をダイアン・キートンスーザン・サランドンウィリアム・H・メイシーらと共に演じた『メイビー・アイ・ドゥー(原題) / Maybe I Do』がポルトガル、アメリカほかで公開済み。さらに、こちらも日本公開は未定だが、同名イスラエル映画を英語版でリメイクした主演映画『ロンギング(原題) / Longing』も控えている。コロナ禍であったこともあるだろうし、さすがに以前ほど出演作は多くないが、70代でも主演作が控える活躍ぶりは、まだまだ現役のイケオジスターとして、元気な姿を見せ続けてくれることだろう。

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