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昨年3月に引退…『アルマゲドン』ブルース・ウィリスさんの現在

先月16日、病名の公表時に掲載されたブルース・ウィリスさんの写真 - 画像はエマ・ヘミングInstagramのスクリーンショット
先月16日、病名の公表時に掲載されたブルース・ウィリスさんの写真 - 画像はエマ・ヘミングInstagramのスクリーンショット

 「金曜ロードショー」(日本テレビ系)では視聴者リクエスト企画として今夜、SF超大作『アルマゲドン』(1998)が放送される。主人公ハリーを演じたブルース・ウィリスさん(67)の近況を振り返りたい。

【画像】若い!『アルマゲドン』時代のブルース・ウィリスさん

 『アルマゲドン』や『ダイ・ハード』シリーズをはじめ、『パルプ・フィクション』『12モンキーズ』『フィフス・エレメント』『シックス・センス』『アンブレイカブル』『シン・シティ』など数々の話題作に出演してきたブルースさんが俳優引退を発表したのは、昨年3月30日(現地時間)のことだった。妻エマ・ヘミングや元妻デミ・ムーア、娘ルーマーら家族が「ブルースは健康面で問題を抱えており、先日、失語症と診断されました。失語症は彼の認知能力に影響を与えます。検討を重ねた結果、ブルースは、彼にとって非常に意味のある俳優業から身を引くことにしました」と声明を出したのだ。

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 同年7月には、『ダイ・ハード』の全米公開34周年を記念して、ブルースさんが同作の舞台となった“ナカトミ・プラザ”ことフォックス・プラザの屋上を訪れた際の動画をエマがInstagramにアップ。引退発表後にブルースさんの変わらぬ姿が見られたとして、ファンからは喜びの声が上がっていた。

 しかし先月16日、病状が進行し、より具体的な診断を受けたと家族が発表した。病名は前頭側頭型認知症。前頭側頭型認知症は行動や言語に問題を生じさせるタイプの認知症で、症状には気が散りやすく計画をすることが困難になることや、記憶障害も含まれており、最終的には自分で身の回りのことができなくなる可能性もある。家族は、ビーチでほほ笑むブルースさんの写真と共に声明を出し、「残念ながら、コミュニケーションの問題は、ブルースが直面している病気の症状の一つに過ぎないのです。つらいことではありますが、ようやく病名がわかったことにほっとしています」と率直な思いを明かしていた。

 そして、そんなウィリスさんの姿を写真やビデオに収めようと、現在、多くのパパラッチが彼の周りに群がっているのだという。妻のエマは今月に入ってからパパラッチへ向け、「それがあなた方の仕事であることはわかりますが、節度を守ってください。ビデオを撮っている人たちは、どうかわたしの夫に『調子はどうなんだい?』などと大声を浴びせないでください。ただ、そんなことはしないで。わかりましたか? 彼をそっとしておいてください。わたしたち家族やその日彼と一緒にいる人が、安全にA地点からB地点へと移動できるようにしてください」と切々と訴えていた。ブルースさんと家族が静かに、安全に過ごしていけることを願うばかりだ。(編集部・市川遥)

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