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カンヌ2冠『怪物』が初登場3位!『マリオ』首位キープで興収110億円に迫る

映画週末興行成績

初登場3位の『怪物』より
初登場3位の『怪物』より - (C) 2023「怪物」製作委員会

 6月2日~4日までの週末映画動員ランキングが興行通信社より発表され、前週トップに返り咲いた『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が2週連続首位をキープ。週末3日間で観客動員37万9,000人、興行収入5億7,600万円、累計成績は動員767万5,000人、興収109億6,100万円を記録した。新作では、先ごろカンヌ国際映画祭で2冠の快挙を成し遂げた是枝裕和監督の新作『怪物』が3位、「侍ジャパン」のドキュメンタリー『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』が6位にランクインした。

【動画】『怪物』で是枝監督が見いだした二人の新星

 初登場3位の『怪物』は、初日から3日間で動員23万1,000人、興収3億2,500万円を記録。『万引き家族』などの是枝裕和監督と、ドラマ「最高の離婚」「カルテット」や映画『花束みたいな恋をした』などで知られる脚本家・坂元裕二とのタッグ作。小さな湖のある郊外の町を舞台に、小学校で起きた事件がメディアまで巻き込む大事に発展していくさまを追った物語で、第76回カンヌ国際映画祭で坂元が脚本賞を受賞したほか、LGBTやクィアを扱った映画に与えられる「クィア・パルム賞」を日本映画で初めて受賞した。音楽を坂本龍一が担当。キャストに安藤サクラ永山瑛太黒川想矢柊木陽太田中裕子ら。

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 6位にランクインした『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』は、野球の日本代表チーム「侍ジャパン」の選手やスタッフに密着した3週間限定公開のドキュメンタリー。彼らが2023年3月に行われた WORLD BASEBALL CLASSIC(WBC) で優勝するまでの軌跡をたどる。監督・撮影は三木慎太郎、ナレーションは窪田等、主題歌はあいみょん

 既存作品では、4位の『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』が累計で動員886万4,000人、興収125億6,000万円を、7位の『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』が累計で動員306万8,000人、興収40億4,900万円を超えた。

 そして9位にはロングラン上映中の『THE FIRST SLAM DUNK』がランクイン。6月3日から6日間限定で本編上映後に、5月25日実施のイベント、COURT SIDE in THEATER vol.2(山王トーク)の模様を収録した特別映像を上映して再び興行を盛り上げ、累計成績は動員1,002万人、興収144億円を突破した。

 今週は、ディズニーのアニメーションを実写化した『リトル・マーメイド』、田島列島のコミックを広瀬すず主演で実写映画化した『水は海に向かって流れる』、子供のために開発されたAI人形が暴走するスリラー『M3GAN/ミーガン』、中年アイドルユニットの奮闘を描いたアニメ「永久少年 Eternal Boys」の後日譚(たん)となる劇場版『永久少年 Eternal Boys NEXT STAGE』などが公開される。(編集部・石井百合子)

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【2023年6月2日~6月4日の全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)】※()内は先週の順位

1(1)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』:6週目
2(2)『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』:3週目
3(初)『怪物』:1週目
4(4)『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』:8週目
5(3)『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』:2週目
6(初)『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』:1週目
7(5)『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』:6週目
8(6)『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』:3週目
9(圏外)『THE FIRST SLAM DUNK』:27週目
10(7)『最後まで行く』:3週目

カンヌで2冠!是枝裕和監督『怪物』黒川想矢&柊木陽太、秘密基地の本編映像 » 動画の詳細
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