オリジナル版をほぼ完コピ。それでいい? それもいい!

2021年9月18日 斉藤 博昭 THE GUILTY/ギルティ ★★★★★ ★★★★★

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THE GUILTY/ギルティ

2018年の同名デンマーク映画は、警察オペレーターが聴く音声だけで異様な恐怖とテンションを形成。映画ファンを虜にしたが、フークア監督×J・ギレンホールの超骨太を予感させるコンビで、どんな改変に挑むか期待したところ……設定・事件とその流れは、ほぼ完コピ! 要所のセリフがいくつも同じだったりして逆にびっくり。舞台はLAに移動したので山火事が背景になるのが新アレンジだが、カメラは室内のみ。傑作の美点を崩さない敬意が、オリジナル未見の人に斬新なショックを与えるはずだ。
ギレンホールのアップも多用され、長い睫毛にも汗がしたたる前人未到の熱演には、否が応でも心を掴まれ、そこはリメイクの進化部分か。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとしてさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:昨年に続いてトロント国際映画祭はオンラインで参加。導入はエイリアンものの「Encounter」、国民的人気TVジャーナリストをレア・セドゥが熱演する「France」、「ダンケルク」の若手俳優たちが愛欲ドロドロを演じる「Benediction」などが記憶に。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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