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ツボに入る瞬間を、劇場でみんなで共有する感覚

2021年10月10日 斉藤 博昭 劇場版 きのう何食べた? ★★★★★ ★★★★★

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劇場版 きのう何食べた?

人気ドラマの映画化の必要性について、本作の場合、ストーリーとして特筆する部分はない。なので、一本の映画としては可もなく不可もなく。ただ、思わぬ部分で劇場で観る楽しさが生まれる。それは、近くで観てる人のクスクス笑いが起こり、こちらも嬉しくなったり、そうした「共有感」が数えきれないほど存在する作品と実感できるから。

主演2人はドラマ版の時点から、何気なく素(す)で演じてるような瞬間を作っていたが、じつは計算づくだと映画版でさらに感心。プロフェッショナルの技だ。

何より、終わった後「いい話を観た」という幸福感に包まれる。後味は文句なし。スピッツの新曲も「らしく」て綺麗に溶け込んでいる。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとしてさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:昨年に続いてトロント国際映画祭はオンラインで参加。導入はエイリアンものの「Encounter」、国民的人気TVジャーナリストをレア・セドゥが熱演する「France」、「ダンケルク」の若手俳優たちが愛欲ドロドロを演じる「Benediction」などが記憶に。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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