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90sUKロックとヒロインの個性で押し切り勝ち

2021年10月20日 相馬 学 ビルド・ア・ガール ★★★★★ ★★★★★

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ビルド・ア・ガール

 原作者で脚本も手がけたC・モランの生の言葉が活きた、快活にしてユーモラス、かつ赤裸々な青春ドラマ。

 彼女の実体験に基づいていることもあるが、主人公のドラマがリアルで、かといって重すぎず。壁に貼られた彼女のヒーローたちの絵や肖像との会話にはファンタジーの味も宿る。

 主人公がカメラと向き合うラストの長セリフをはじめ、言葉で説明し過ぎるきらいもないでもないが、B・フェルドスタインの圧倒的個性と、当時のヒット曲の高揚感で押し切り、後味は心地よさが勝る。冒頭に流れるエラスティカの曲は当時まだリリースされてないのでは?などの時代考証の微妙な危うさは、この際置いておきたい。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『アイス・ロード』『マリグナント 狂暴な悪夢』『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』他の劇場パンフレットに寄稿。『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』の劇場パンフレットでは友人の作家、桜井鈴茂と対談しました。

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