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主演の魅力で引っ張られる。そこからツボに入れるか?

2021年10月22日 斉藤 博昭 ビルド・ア・ガール ★★★★★ ★★★★★

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ビルド・ア・ガール

『ブックスマート』の余韻とともに、主演がB・フェルドスタインでなかったら成立しない、唯一無二のキャラとの一体感。カメラに向かって、われわれ観客を強引に巻き込もうとする彼女の得意芸が全編に炸裂しまくるので、その魔力にハマれば、ややイタい主人公の逆転サクセスストーリーに寄り添えるかも。ただ、「共感」のポテンシャルは、やや低め。そもそも音楽ライターになりたい動機が弱いし、失敗や挫折からの復活もあっさりだったりと、成長曲線が曖昧なので、主人公の奮闘が最後まで独りよがりに見えてしまう。そして音楽を最重要トピックにしながら、その音楽が効果的な役割を果たしたり、作品を盛り上げたりしないのが、残念…。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとしてさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:昨年に続いてトロント国際映画祭はオンラインで参加。導入はエイリアンものの「Encounter」、国民的人気TVジャーナリストをレア・セドゥが熱演する「France」、「ダンケルク」の若手俳優たちが愛欲ドロドロを演じる「Benediction」などが記憶に。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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