五輪の映像に「苦しくったって〜」の歌詞が重なるシュールな体験

1964年、東京オリンピック金メダルの女子バレーチームの軌跡に貴重な映像が詰め込まれ、昼間は会社勤務で、夕食が午前2時(!)になる過酷な練習風景や、当時の選手たちの素顔の行動が、とにかく新鮮。映像も想像以上にキレイ。現在では明らかにパワハラと批判されそうな特訓を見るにつけ、こうした“スポ根”は過去のものになったノスタルジーも。
最大のポイントは、試合途中の現存していない部分を、「アタックNo.1」のアニメで補完してつなぎ、テンションを限りなくアップさせること。かなり自由な編集に、フランス人監督の愛を感じてしまう。
すでにこの世を去った人も含め、現在の魔女たちが思い出を語り合う場面も微笑ましい。