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ワクワクとハラハラ、歓びと涙、躍動感あるアクション!

2021年12月15日 森 直人 GUNDA/グンダ ★★★★★ ★★★★★

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GUNDA/グンダ

映画の原初的な愉楽が詰まった驚異の傑作。ヴィーガンを公言するホアキン・フェニックスが製作総指揮に名乗りを挙げたが、『動物農場』や『ベイブ』に通じる風刺性も装備しつつ、この無双の名優は母豚GUNDAの表情――「非・演技」の凄さに嫉妬・感嘆したのではないかと思ってしまう。

ドキュメンタリーと銘打ちつつ、実は綿密な「演出」を凝らしたミニマリズム表現。いくらでも加工し盛れる映像の時代に、コサコフスキー監督は諸要素を削ぎ落とす事で動きや些細な音への集中を高めた。キュアロンが『ゼロ・グラビティ』から『ROMA』に旋回した様な、今のデジタル技術を駆使し、映画史の初期型への遡行を試みる流れにある大きな成果。

森 直人

森 直人

略歴:映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「メンズノンノ」「Numero TOKYO 」などでも定期的に執筆中。※illustrated by トチハラユミ画伯。

近況:YouTubeチャンネル『活弁シネマ倶楽部』でMC担当中。5月11日より、川和田恵真監督(『マイスモールランド』)の回を配信中。ほか、東盛あいか監督(『ばちらぬん』)、長久允監督(『DEATH DAYS』)、松居大悟監督(『ちょっと思い出しただけ』)、舩橋淳監督(『ある職場』)、犬童一心監督(『名付けようのない踊り』)、片山慎三監督(『さがす』)、二宮健監督(『真夜中乙女戦争』)、原一男監督&小林佐智子プロデューサー(『水俣曼荼羅』)、前田聖来監督(『幕が下りたら会いましょう』)、松浦祐也さん&カトウシンスケさん(『ONODA 一万夜を越えて』)、首藤凜監督(『ひらいて』)、大石規湖監督(『fOUL』)、𠮷田恵輔監督(『空白』)、春本雄二郎監督(『由宇子の天秤』)、ウエダアツシ監督(『うみべの女の子』)、沖田修一監督(『子供はわかってあげない』)、内山雄人監督(『パンケーキを毒見する』)等々を配信中。アーカイブ動画は全ていつでも観れます。

サイト: https://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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