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全力疾走しかできなかった男のブルース

2021年12月16日 相馬 学 BELUSHI ベルーシ ★★★★★ ★★★★★

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BELUSHI ベルーシ

 インタビューで多くの人が口にする“エネルギーの放出量がすごい”。それがベルーシのパフォーマンスの魅力を何より物語っている。

 伝記本のために撮られたインタビュー音声を生かし、写真やフッテージ、アニメでベルーシの生涯をたどる構成。お笑いや音楽、演技の才能はもちろん、活動的でリーダーシップもあり、運動神経は抜群。受け手の期待に応えるために力を出し惜しまず、そのストレスから薬物に走る、そんな人間像が見えてくる。

 要所に妻への手紙が差し込まれるが、そこで吐露される葛藤や弱音はベルーシの内面の表われ。彼はブルース・ブラザースとして歌った。しかし真のブルースは、最愛の者にのみ歌われていたのだろう。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『ゴーストバスターズ アフターライフ』『ロックフィールド 伝説の音楽スタジオ』『アイス・ロード』『マリグナント 狂暴な悪夢』他の劇場パンフレットに寄稿。布袋寅泰への取材をはじめ、最近は映画絡みで音楽アーティストに話を訊くことが多くなりました。

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