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完成度は100%以上。あとは、それをどう受け入れるかだ

2021年12月23日 斉藤 博昭 ウエスト・サイド・ストーリー ★★★★★ ★★★★★

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ウエスト・サイド・ストーリー

偉大すぎる名作の再生として、これ以上ない重厚な職人技。
いくつかのナンバーは、カメラの動き、編集、振付とダンサーの技量で、ミュージカル映画として最高級のテンション上げを実感する。オリジナル舞台版、および1961年の映画の演出にそれぞれ目配せし、特に振付は当時のJ・ロビンスの革新性への敬意と、斬新な動きの融合が相乗効果。奥行きや高低差、左右の広がりなど、決めるべきシーンでのスピルバーグの視点は観る者を引き込む魔法を心得る。
時代の再現、色調も含め、全体に貫くクラシカルなムードは逆に新鮮。現代に通じるテーマが強調されるかと思いきや、押し付けがましくなく見やすく、そこはもっと冒険しても良かった気も。

斉藤 博昭

斉藤 博昭

略歴:1963年神奈川県藤沢市生まれ。高校時代は映画研究部に所属。1997年よりフリーランスのライターとしてさまざまな媒体に映画レビュー、インタビュー記事を寄稿。得意ジャンルはアクション、ミュージカル。最も影響を受けているのはイギリス作品です。Yahoo!ニュースでコラムを随時更新中。

近況:『ウエスト・サイド・ストーリー』公開に合わせて、東山紀之さんのCM撮影や各種インタビューをお手伝い。作品への愛をまっすぐに受け止めて、こちらも感激。

サイト: https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/

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